転職活動やパート・アルバイトの応募のとき、「履歴書は面接時に持参」と言われたら、どのように持って行くのが正解なのでしょうか?
よくある疑問「履歴書を持参するとき、封筒は必要ですか?」
来週、採用面接を受ける予定です。
履歴書は郵送ではなく、当日持参するようにと採用担当者から指示されました。
すでに履歴書は書き終えているのですが、当日どのように渡したらいいのか悩んでいます。
履歴書は、封筒に入れた状態で採用担当者に渡すべきでしょうか。それとも、すぐに見てもらえるように封筒から出して渡すべきでしょうか。
そもそも、その場で履歴書を見てもらうのであれば、履歴書を入れる封筒は必要ないのでしょうか。
どのように渡すべきか、一般的なマナーを教えていただきたいです。
答え「履歴書を持参する場合も封筒は必要」
まず、履歴書を持参する場合に、封筒が必要か不必要かという問いに関してですが、基本的には
「持参する場合でも封筒は必要」です。
履歴書の破損や折れ曲がりを防ぐ意味でも、履歴書は封筒に入れて持参しましょう。
そして、採用担当者に履歴書を渡すときには、履歴書と一緒に封筒を渡すのが基本です。
封筒自体を破損から守る工夫を
履歴書を持参するときには、履歴書の入った封筒自体を守る工夫も必要です。
・履歴書の入った封筒をクリアファイルに入れる
・カバンの中でもシワのならない場所にしまう
・雨の日であれば濡れないようにビニール等で保護する
など、履歴書と封筒がダメージを受けないように工夫しましょう。
封筒の大きさがクリアファイルのサイズよりも大きく、クリアファイルからはみ出してしまう場合があります。
クリアファイルからはみ出した部分が折れ曲がることやシワになることがあるため、上下から挟み込むように2枚のクリアファイルを使って保護するなど、折り目やシワが付かない工夫をしましょう。
履歴書を持参する場合は封をしない
履歴書は封筒からすぐ取り出して採用担当者に見てもらうことになるため、封筒にはテープやのりで封をする必要はありません。
カバンの中に入れているのであれば、カバンの中のどこに入れたかを確認しておき、面接官に渡すタイミングですぐに取り出せるようにしておきましょう。
履歴書が折らずに入る封筒を選ぶ
履歴書はできれば折り曲げないで先方に渡すことが望ましいです。
履歴書は二つ折りにした状態(左右見開きを半分に折った状態)でA4またはB5サイズになるものが一般的です。
履歴書を二つ折りの状態から折り曲げないで入れることができるサイズの封筒を選びます。
履歴書が二つ折りでB5サイズであれば角形A4サイズか角2サイズ、履歴書が二つ折りでA4サイズであれば角2サイズの封筒を選び、二つ折りの状態のまま入れましょう。
長3サイズの封筒にA4三つ折りのサイズで入れているケースも稀にあります。
アルバイトやパートタイムであればまだしも、正社員希望の場合は履歴書の折り目はない状態で渡せることが望ましいため、折らずに入れることのできる封筒を選びましょう。
封筒の色は白を選ぶことが無難
かつて、茶封筒は重要書類を入れるのには適していないと言われていたことがあり、茶封筒で履歴書を提出するのはマナー違反という風潮がありました。
現在はそのようなことはありませんが、採用担当者によっては茶封筒で提出されることにマイナスイメージを持つ方もいるため、白の封筒に入れることが無難です。
持参するとき、封筒に宛名は書かない
郵送する場合は当然封筒に宛名を書きますが、その場で渡すことがわかっている場合は、宛名を書く必要はありません。
宛名部分を空白のままにし、封筒表面の左下に赤字で「履歴書在中」と書き、赤ペンで長方形に囲いましょう。「履歴書在中」の文字が押印できるスタンプで代用することもできます。
裏面の左下には、自分の住所と郵便番号、氏名を記載しましょう。その上に、履歴書の提出日を記載することもあります。
添え状は必要ない
直接持参する場合、添え状(送付状)は必要ありません。
郵送で送付する場合は添え状(送付状)を書いて、履歴書の上にのせて封筒に入れますが、直接渡すのであれば添え状は必要ありません。
一番上に履歴書、その下に職務経歴書、必要があればその下に資格者証などという順で封筒に入れておきましょう。
手渡しするときは履歴書の向きに注意!
採用担当者に履歴書を渡すときには、
履歴書を封筒から出して手渡しましょう。採用担当者が封筒から履歴書を取り出す手間を省くためです。
履歴書は手に取ってすぐ読めるよう、
表向きにして
採用担当者から見て正しい向きにして渡しましょう。
その時、封筒は履歴書の下に敷いて、一緒に採用担当者に渡します。
渡すときには両手で履歴書を持ち、「よろしくお願いいたします」と一言を添えて渡しましょう。
もし会社の受付など面接官以外の方に渡す場合は、履歴書を封筒に入れたまま履歴書を渡しましょう。このときも、相手から見て正しい向きにして両手で渡すことがマナーです。
以上が履歴書を持参する際に注意したい基本的なマナーです。
書類の渡し方など、細かい部分ではありますが、ビジネスマナーが備わっているかどうかは、採用担当者も細かくチェックしているポイントです。
丁寧に、相手の立場に立った行動ができるかどうかが採用・不採用にも大きく影響するため注意しましょう。
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