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2024年09月25日

業界歴15年以上!複数のサービス形態を経験した介護職の転職体験談

業界歴15年以上!複数のサービス形態を経験した介護職の転職体験談

大手の法人に勤め、給料もよく安定していたけれど、ずっとこの保守的な法人にいてもいいのだろうか……。長く介護職をやりたいからこそ新たな道を歩み始めたJさんの転職体験談を聞きました。

取材対象者Jさん

▲Jさん(40代後半・男性)

【前職:ショートステイ・介護職】
・勤続年数 2年(正職員)
・給料 月34万円(ボーナスあり)
・勤務 早番、遅番、夜勤の3交替勤務、月8日休
【現職:リハビリデイサービス・生活相談員、訪問ヘルパー兼務】
・勤続年数 2年(正職員)
・給料 月30万円(ボーナスあり)
・勤務 8:30~17:30 、週5日
【転職歴】
呉服販売店→特養→グループホーム→特養のショートステイ→リハビリデイと訪問介護事業所

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「最高のサービス業」介護職に飛び込んだ

Jさんの介護業界の歩み

Q 介護職になろうと思ったきっかけは?
A 友人に「介護は最高のサービス業」だと勧められたこと

大学時代、就活をしたもののやりたいことが見つからず呉服販売店に就職しました。
でも転勤が多くスキルも身につかないため、20代のうちにほとんどの社員が辞める環境。6年間勤務しましたがその後のキャリアを考えて、転職を決意しました。

介護職に挑戦しようと思ったのは、友人の影響です。
「介護は最高のサービス業だ」と胸を張っているのを見て、自分もこの業界に飛び込もうと思いました。

介護の養成学校に2年通い、介護福祉士の資格を取得。そこから10年、特別養護老人ホーム(特養)で勤務しました。

Q 介護職になってから前職までの転職歴は?
A 特養からグループホームに転職し、施設閉鎖を経てショートステイへ

特養では休みなく分刻みの激務をこなし、必死に働くうちに気づけば40歳を過ぎていました。

「このまま定年まで続けられる環境ではない」と思うのと同時に、他のサービス形態を経験したい気持ちもあって、地元の大手法人のグループホームに転職。
ところが半年でそこが閉鎖になり、同じ法人のショートステイへ異動になりました。

退職者が出ても「仕方ない」という風潮に疑問

Q 前職を辞めたいと思ったきっかけは?
A 保守的な法人で、長く働くイメージがわかなかった

前職は大手法人ということもあり、給料に恵まれ、ポジションも悪くない。職場がいやでいやでたまらないから転職する、という感じではありませんでした。

しかし、上層部は経営に対する危機感がなく、職員の育成環境にも課題が……。
退職者が出ても「辞めたい人は仕方ないよね」という風潮で、変化を起こさないのです。
これでは法人としてジリ貧なのではないかと心配になることも。
ここにあと10年いられるのか、と考えてみると、それはあり得ない気がしました。

そんな折、グループホーム時代の先輩が「リハビリ型デイサービスを立ち上げることになったから一緒にやらない?」と誘ってくれたんです。

Q 先輩からの誘いにどう反応しましたか?
A 「仕事を楽しむ」姿勢に共感し、転職を決意

その先輩は「楽しく仕事をする」というポリシーを持っていて、これまでの自分の仕事観をガラッと変えてくれました。

私はそれまで「キツイ仕事をギリギリまでやる」という働き方が染みついていましたが、先輩は利用者さんの生活に入っていき、「その方の人生を楽しくしながら自分たちも仕事を楽しむ」というスタンスです。

硬直化した前職の法人とは違う、前向きでいきいきとした経営方針に惹かれて、先輩の立ち上げに参加することを決めました。

新たな職場で広がる経験値

Q 新しい職場に転職した感想は?
A 自分の経験の幅が広がった

これまで特養、グループホーム、ショートステイと介護の業態を経験してきましたが、新たにリハビリデイサービスへの転職。
介護業界での自分の経験の幅が広がったことが嬉しかったですね。

現在は主に生活相談員という立場で、利用希望者に事業所の説明をしたり、利用者さんと相談しながらサービスメニューを決めていったりという仕事をしています。

また、今の法人では訪問介護事業所も経営していて、そちらの介護職としてもときどき勤務しています。
現場職員としての感覚を維持したいですし、もともと在宅介護に携わりたいという思いも強かったので、訪問ヘルパーとしても働けるのはありがたいですね。

新たな職場や未経験のサービス形態に飛び込むことで自分自身も変化していくので、今はその変化を楽しんでいます。

自分が利用したいと思えるサービスづくりへ

Q 介護業界での今後の目標は?
A 自分が「利用したい」と思えるサービスを提供していきたい

40代後半になって利用者さんの年齢に近くなってくると、「自分ならこのサービスを受けたいだろうか」という視点を持つようになりました。

若い頃は決められたサービスを一生懸命に提供していましたが、今はそのサービス自体が本当に利用者さんにふさわしいものなのか、疑問を持つ部分もあります。
どんな環境なら居心地がいいのか、自分たちが「やるべき」と思っているサービスが本当に利用者さんにとって必要なものなのか。考えながら変革していくことも必要だなと考えるようになりました。

正直、今提供しているサービスも、そういった意味ではまだ不完全だと思います。
もっとみんなで話し合ってよりよい環境を作って行きたいです。

また、本来であれば転職前後で給料は上がるべきですが、私の場合は少し下がってしまっています。
大手の法人とベンチャーを単純に比較することはできませんが、自分たちの努力で業績を上げ、給料も上げていきたいですね。

転職するならサービス形態を変えるのも一つの手

Q 今まさに介護職を「辞めようかな」と思っている人へアドバイスは?
A 新しい環境に身を置くだけでも成長は促せる!

働き慣れた職場で長く勤めていくのが好きな人もいると思いますが、介護業界にはさまざまなサービス形態があります。
それぞれ学べることも違うので、今の職場に不満があるなら、別の業態を経験してみるのも一つの選択肢ではないでしょうか。

私自身もそうでしたが、環境が変われば自分自身も変わり、成長につながると思います。

また、介護の業界には看護師やリハビリ職、栄養士などさまざまな専門職の方がいます。
そういう人たちと対等に話ができる介護士になるためには知識や経験を磨くことも必要です。

自分の成長を止めないように学び続けていくと、仕事はもっと楽しくなっていくのではないかと思います。

もっと自分に合う職場を見つけたい!という方へ
アドバイザーの転職サポートをご活用ください。

\介護業界で「転職したい」と思ったら/

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著者:三輪 泉

著者:三輪 泉

社会福祉士、介護職員初任者研修、福祉住環境コーディネーター2級。
幅広くライターとして活動中、親の介護を機に2012年に社会福祉士国家資格を取得。以後、法定成年後見人として支援が必要な方の財産管理や身上監護も行う。
現在は介護、医療、教育、子育て、食などのテーマを中心にWEB・雑誌・書籍などの記事執筆を多数担当。

著者:三輪 泉

著者:三輪 泉

社会福祉士、介護職員初任者研修、福祉住環境コーディネーター2級。
幅広くライターとして活動中、親の介護を機に2012年に社会福祉士国家資格を取得。以後、法定成年後見人として支援が必要な方の財産管理や身上監護も行う。
現在は介護、医療、教育、子育て、食などのテーマを中心にWEB・雑誌・書籍などの記事執筆を多数担当。

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