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2019年01月01日

【転職失敗事例】「新人を困らせるこんな研修アリ?」編…介護業界内の転職 | 介護求人ナビ お役立ち情報

夢と希望にあふれて転職したのはいいけれど、働き始めたら違和感を感じること、ありますよね。「想像していた待遇と違う」「最初から知っていれば転職しなかったのに」…こんなことなら辞めたい…。
ここでは、そんな転職の先輩の失敗談を、介護求人ナビ編集部からのアドバイス付きでご紹介。
せっかくの転職を失敗に終わらせないためにも、ぜひ参考にしてください!


〈事例1〉研修なしでいきなり現場に!一人で対応することに不安を感じています

124歳/女性/そら

訪問介護事業所から有料老人ホームに転職しました。介護職の経験はあるけど施設の介護は初めて。新人スタッフには研修があると聞いていたのに初日からいきなり現場。先輩スタッフが一緒に業務に入ってくれたのは最初の3日だけ。
研修で、施設の介護がしっかり学べると思ってこの施設に決めたのに…この転職、失敗だったかな。


《アドバイス》
新しいスタッフへの教育・研修の内容は、事業者によって違います。
現場に出る前に、新人スタッフを集めて集中的に研修を行うケースもあれば、現場で先輩スタッフがOJT(*)で指導を行うケースもあります。OJTの期間も数日から数カ月まで事業者によって異なります。

また、「研修があると聞いていたのに初日から現場だった」理由は、あなたが介護職経験者だから、研修は必要ないと判断されたのかもしれません。

まだ自分の介護技術に自信がない人や、新しい介護サービスにトライする時などは、採用面接時に、「研修の有無」だけでなく、研修の対象者や、研修の内容・期間、現場での教育体制について、しっかり確認しておくようにしましょう。
また、スキルアップをめざすなら、入社後の研修制度や資格取得のサポートの有無、その内容、利用実績などもチェックしておくことをおすすめします。

今回の場合は、職場の上司に不安に思っていることを相談し、研修や指導を受けたいと伝えてみましょう。
もし研修を受けることが難しい場合でも、近くにいる先輩スタッフのフォローを受けられるようになれば、安心できるのではないでしょうか。

最近は、スタッフの不安をとりのぞくため、また介護サービス向上のために、教育・研修制度を充実させている事業者が増えています。ただし、制度があるからと言って、必ずしも100%利用できるとは限りません。
事前チェックに加え、面接等でもしっかり確認した方がよいですね。

*On the Job Training オン・ザ・ジョブ・トレーニング =職場で実務をしてもらいながら、その仕事を通して指導・教育すること


〈事例2〉スキルアップできる研修の内容には満足。でも残業代が出ないのが不満

228歳/男性/ヒガシ

事業者の理念にひかれて、新しくオープンした老人ホームに転職しました。スタッフのモチベーションも高いし、仕事は楽しいのですが研修が負担で…。
研修は業務が終わった夕方からで、残業代が出ないんです。内容には満足なんですが、週1回の研修はキツいし、タダ働きみたいで、なんか納得できません。


《アドバイス》
社内でさまざまな研修を行う事業者や、社外の勉強会に積極的に職員を参加させる事業者が増えています。それ自体は、職員にも利用者にもプラスになる話。
しかし、研修に残業代が支払われるかどうかは、事業者や研修の内容によって違います。

労働基準法では、次のような研修は業務ではない=「残業ではない」とみなされます。
●スタッフが自主的に集まって行う研修
●欠席しても業務や評価に影響がない研修

しかし、上司が参加をすすめたり、「職場」で「業務に直接関わること」を行っている場合は「残業」とみなされる場合もあるなど、研修が「業務内」か「業務外」か、はっきりと線引きすることは難しいのが実情です。
あなたのケースのように、業務後の研修に残業代が支払われるかどうかは事業者によって違います。

「研修は業務時間」ということにこだわるのであれば、研修の内容だけでなく、研修が業務時間内に行われるか・残業代は出るかも、面接などで確認しておきましょう。

あなた自身は「研修の内容には満足している」と思っているようですので、ひんぱんに行われることが負担に思う原因かもしれません。
その場合は上司やまわりのスタッフに相談して、研修の実施回数や参加する回数を調整してみてはいかがでしょうか。


〈事例3〉丁寧な指導はうれしいけど、先輩によって言うことが違うので混乱しています

330歳/女性/マユコ

グループホームから特別養護老人ホームに転職。今は先輩スタッフのOJTを受けながら仕事を覚えているのですが、人によって言うことやケアの方法がバラバラなんです。教わった通りにケアをしても、別のスタッフから「違う」と言われて…。
混乱するし、何が正しいか分からず何をするにも自信が持てません。


《アドバイス》
介護サービスの種類によって、めざすものやケアの内容は変わります。
介護職の経験があっても、今までとは違う介護サービスに転職した時は、新しい職場のケアを学ばなければなりません。そこで、指導方法がバラバラでは混乱してしまうのも当然でしょう。

まず、今の職場に介護の手順書やケアマニュアルがないか確認してみることをおすすめします。手順書やマニュアルを見れば、その施設がめざしているケアのガイドラインが分かります。
その上で先輩スタッフのケアがガイドラインから大きくずれている、ケアが統一されていないと感じたなら、上司に困っていることを伝え、相談してみましょう。

ケアが統一されていないことは、あなたのような新人スタッフが混乱するだけでなく、利用者の不満やトラブルにつながります。
介護は人と接する仕事ですから、ケアの仕方は利用者によって変わりますし、マニュアル通りにはいかないことがあるのは当然です。
しかし、ケアの質を保つためには一定のガイドラインはあった方がよいでしょう。
手引書やマニュアルがない場合は、ケアのガイドラインを作ることを提案してみてもいいかもしれませんね。

OJTでの混乱を避けるため、新人スタッフと指導役のスタッフとのシフトをあわせ、一人のスタッフから徹底的に学ぶ体制を整えている事業者もあります。
また、正しい指導ができるよう指導役のスタッフになるための条件を設けている事業者もあります。

新しい介護サービスにトライする時や自信がない時は、指導体制についても詳しく確認しておくようにしましょう。




この他にも、転職者の失敗談&アドバイスを、以下のページでご紹介しています!

今までと違うタイプの事業所に転職し、失敗したケース
転職先の同僚との人間関係に悩まされているケース
最近増えてきた「サービス付き高齢者向け住宅」に転職し戸惑うケース
履歴書の書き方で失敗したケース
面接の準備や勘違いで失敗したケース
職務経歴書で失敗したケース

ほかにも多数の失敗談があります。すべて見たい方はこちらをどうぞ。
・こんな職場とは思わなかった!「転職先選び」失敗談 →一覧ページ
・履歴書・職務経歴書・面接・…「転職活動」の失敗談 →一覧ページ


履歴書や面接で必要になる「自分らしい志望動機・自己PR」の言葉。ぜひこちらを参考に!


・「志望動機」 例文集 →一覧ページ
・「自己PR」例文集 →一覧ページ


●○● 介護業界で転職する時の 基本ノウハウ ●○●

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