志望動機は、履歴書や職務経歴書の中で、もっともあなたのやる気をアピールできる項目。
「何を書いていいか分からない」からと、あいまいな言葉をならべてしまっては、あなたの熱意は伝わりません。
特に、絶対ここで働きたい!という強い思いがあるときは、その思いをいかにしっかり伝えられるかが重要。
ここでは、就職・転職の理由を分かりやすく伝える志望動機の記入例をご紹介。自分の状況に近い文例を見つけ、あなたらしい志望動機を作る参考にしてください!
→志望動機や自己PRの「基本の書き方」はこちら
注意:「貴社」と「御社」の使い分けについて
履歴書等に書く場合は「貴社」、面接等で話す時は「御社」と言うのが正しい表現です。
また、どのような法人であるかによっても使い分けがあります。一般企業の場合は貴社(もしくは御社)、社会福祉法人や医療法人の場合は貴法人(御法人)としましょう。
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例文1.<認知症ケア> 認知症ケアにこだわりを持つ人のケース
→新しい認知症ケアを積極的に取り入れている施設への転職を希望
今の職場には認知症の利用者様も多く、認知症のケアに興味を持つようになりました。貴社では、ユマニチュードや回想法など、さまざまな認知症ケアを積極的に取り入れ、成果をあげていると知り応募しました。
さまざまな認知症ケアを学び、利用者様に穏やかな生活をおくっていただける介護を実践したいと思っています。
例文2.<おむつゼロ> 現在の職場での画一的なケアに疑問を持っているケース
→「おむつゼロ」の取り組みをしている老人ホームに転職を希望
おむつへ排泄することに抵抗を感じる利用者様は多いものの、介護の現場では仕方がないことなのかと諦めていました。しかし、貴社ではトイレ誘導や水分摂取の工夫など、さまざまな取り組みをすることによって、トイレでの排泄を実現していることを知り、応募しました。
おむつゼロという、利用者様の気持ちを第一に考えたケアは、私の理想の介護です。
例文3.<自立支援介護> 利用者の自立支援に力を入れて介護したい人のケース
→手厚いケアが利用者のためと思っていたが、疑問に思い始め転職を希望
利用者様が、昨日までできたことができなくなることは、残念だけれど仕方のないことだと思っていました。しかし、本人の自立を助ける介護や、その効果を知ってからは、自分もそんな介護をしたいと考えるようになりました。
貴社は自立支援介護に力を入れ、ADL改善に大きな成果をあげていると知りました。ぜひ私も貴社の一員となり、利用者様が尊厳をもって笑顔で生きるサポートをできればと思います。
例文4.<看取り> 利用者の最後の瞬間を納得して見送りたい人のケース
→利用者の尊厳を考えた看取りケアに力を入れているホームに転職を希望
看取りを経験したことはありますが、急変など突然のことが多く、せわしない中で利用者様をお見送りした後に残ったのは、後悔ばかりでした。
貴社では、医療やご家族との連携により、心を込めた看取りケアができる体制を整えていると知り、応募しました。利用者様が旅立たれるその瞬間まで、心を込めたケアをしたいと思っています。
例文5.<研修制度が充実> 自分の介護知識・技術をもっと高めたい人のケース
→勉強会・研修が充実していて、介護職員のレベルが高いホームに転職を希望
10年の介護職経験がありますが、利用者様と接するたびに、もっと介護スキルを高めたいと強く感じています。
貴社のホームページで、社内でも研修や勉強会が活発に行われていることを知り、またスタッフの前向きなコメントを読み応募しました。研修などで積極的に学び、他のスタッフの方々から刺激を受けながら、さらに成長していきたいと思っています。
例文6.<働きやすい環境> 介護の仕事は好きだが、ハード過ぎてつらい人のケース
→スタッフが快適に働ける環境を用意している事業者に転職を希望
利用者様に笑顔で過ごしていただくためには、接するスタッフが笑顔でいることが大事だと思っています。貴社の「利用者様に幸せに過ごしていただくためには、まずスタッフが幸せになることが大切」という理念に強く共感したことが、応募の理由です。
たくさんの笑顔を利用者様に届けることができるよう、がんばりたいと思っています。
例文7.<医療機関との連携> 疾患を持つ利用者のケアに不安を感じている人のケース
→24時間の医療サポートを提供する老人ホームに転職を希望
有料老人ホームに勤務していますが、利用者様には慢性疾患をお持ちの方も多く、何かあったら…という不安を感じながら仕事をしています。
貴施設は医療機関と連携し24時間の医療サポート体制が整っているため、判断に迷った時には、いつでも介護士が医師に相談できるとお聞きしました。そこに安心感をもったのが、貴社を志望する理由です。
例文8.<現場主義> やりたいことがあっても、上の判断でできないことが多い人のケース
→現場のスタッフにまかせてくれる裁量が大きい事業所に転職を希望
貴社では、現場のスタッフが介護サービスを作っていくことができる、と知ったことが、応募した理由です。
利用者様のご希望や状況は日々変化しますので、それに合った対応が求められます。基本の介護サービスにプラスして、いかに利用者様一人ひとりに合ったケアを提供できるかを考え、実践していきたいと思い、貴社を志望しました。
例文9.<実力主義> 現在の職場ではポストがなく、年功序列に不満がある人のケース
→年齢に関わらず、実力を正当に評価してくれる事業所に転職を希望
貴社には30代の若い管理職が多く、年齢に関わらず実力やスキルを評価していただけると思ったことが、応募の理由です。また、評価制度も明確なため、自分自身の成長も実感しやすく、やりがいがあることにも魅力を感じました。
自分の中にしっかりとした目標を持ち、利用者様にベストなケアを提供できるよう、スキルを高めていきたいと思っています。
例文10.<地域密着> 地元が好きで、地元に貢献したいと思っている人のケース
→地域に密着した活動をしている老人ホームに転職を希望
私が貴施設を志望したきっかけは、地元のお祭りに参加した入居者様の笑顔を見たことです。また施設の一部を地元に開放するなど、地域との連携を大切にされていることも知りました。私自身、この地元で生まれ育ち、将来も地元に貢献したいと思っています。
地域との連携は、利用者様と地域を元気にする、すばらしい取り組みだと思いますので、私もその一助になりたいと思っています。
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●○● 志望動機での、悔しい失敗談 ●○●
人のふり見てわがふり直せ。
先輩たちの志望動機にまつわる転職の失敗談をご紹介します!
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●○● 介護業界で転職する時の 基本ノウハウ ●○●
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