志望動機は、履歴書や職務経歴書の中で、もっともあなたのやる気をアピールできる項目。「何を書いていいか分からない」からと、あいまいな言葉をならべてしまっては、あなたの熱意は伝わりません。
ここでは、協調性がある、判断力がある、やりくり上手など、性格タイプや志向別に志望動機の例文をご紹介。
自分の状況に近い文例を見つけ、あなたらしい志望動機を作る参考にしてください！
→志望動機や自己PRの「基本の書き方」はこちら
注意：「貴社」と「御社」の使い分けについて
履歴書等に書く場合は「貴社」、面接等で話す時は「御社」と言うのが正しい表現です。また、どのような法人であるかによっても使い分けがあります。一般企業の場合は貴社（もしくは御社）、社会福祉法人や医療法人の場合は貴法人（御法人）としましょう。
例文1.＜協調性がある＞チームワークを大事にしてきた実績をアピールしたいケース
→協調性を武器に、異業種から介護職への転職を希望
デパートの販売員を務めています。幅広い年齢層の同僚たちとは、お互いの意見を率直に言い、理解を深める努力をしてきました。仲間と協力して大きな催事に臨んだり、課題に取り組んだりするのが得意です。
介護施設も、年齢や職歴が異なる人たちが協力して働く現場だと聞いています。異業種からの転職ですが、これまでの経験が武器になると考え、志望しました。
例文2.＜判断力がある＞リーダーとしての経験を積み、判断力に自信がある人のケース
→異業種から介護職に転職し、キャリアアップをめざしたい
介護業界への転職を考えたのは、祖父の死を体験したからです。介護が必要な人のために力になりたいと思い、一から学ぶ決意をしました。長年、イベント運営会社で大勢の現場スタッフをとりまとめるリーダーを務め、的確な判断力に自信を持っています。
介護技術をしっかり身につけたのちは、貴社の充実したキャリアアップ制度を利用し、フロアリーダーや施設長を目指して頑張りたいと思っています。
例文3.＜家計のやりくりが上手＞専業主婦ならではのスキルをアピールしたい人のケース
→家計をやりくりするスキルを活かして訪問ヘルパーへの転職を希望
専業主婦として身につけたスキルは、家計をやりくりして生活を豊かにするノウハウです。予定通りにいかないときにいろいろなアイデアを検討し、より良い方策を工夫するのが得意です。
訪問ヘルパーという仕事は、利用者様の状況に合わせて、臨機応変に対応する力が必要だと伺っています。利用者様の生活に寄り添うヘルパーとして、主婦の経験をぜひ貴社で役立てたいと思います。
例文4.＜積極性がある＞積極的に取り組む姿勢を強みに、介護職に挑戦したい人のケース
→製造業の派遣社員から介護職へ転職を希望
製造業の現場で派遣社員として勤務しています。業務の改善を自主的に提案するなど、常に能動的な姿勢で仕事に取り組んできました。30歳になったのを機に長く続けられる仕事に就きたいと考え、転職を決めました。
介護は未経験ですが、人と接する仕事がしたいとずっと思っていましたので、これまでのように積極的な姿勢で介護技術を身に着け、磨いていきたいと思っています。
例文5.＜パワフル＞周囲を巻き込む力がある人のケース
→リーダーとしての実績を活かしオープニング施設への転職を希望
私は一人ひとりに声を掛けながらどんどん輪を広げていくのが得意です。現在勤めている施設でも、自分から声をあげて様々な勉強会やイベントを企画し、いつもそれを根づかせてきました。
そうした姿勢を評価され、フロアリーダーにも抜擢されました。オープニング施設でもその力が役立つと思い、貴社の募集に応募しました。
例文6.＜感激屋＞一人ひとりの人生に共感できる性格を強みにしたいケース
→利用者の暮らしに寄り添いサポートする介護職で活躍したい
人の体験談に人一倍感激したり、共感したりする性格です。人の人生に興味があると言うと語弊がありますが、その方の足跡にきちんと敬意を払うことができます。介護という仕事は、利用者様の人生や生活に寄り添いサポートするものだと聞いたとき、自分が活躍できる場は介護職だと確信しました。
ぜひ貴社が掲げる「自立した暮らしのための支援」に力を尽くしたいと思います。
例文7.＜効率的に動ける＞丁寧な接客をしながらテキパキ仕事をこなせる人のケース
→忙しい飲食店での接客経験を活かし介護職へ転職を希望
飲食店でアルバイトをしています。目が回るほどの忙しい時間帯でもミスなく、丁寧な接客を心がけています。そのために、今は何を一番にやるべきかを常に考えて行動してきました。
介護は未経験ですが、テキパキと仕事をこなすスキルには自信があります。また、接客の経験も活かせると考えました。自分の強みを活かすことで人の役に立てるということに、非常にやりがいを感じます。
例文8.＜同僚や友人からよく相談を受ける＞話を聞くことで利用者の役に立ちたい人のケース
→一人ひとりとの時間を大切にする施設への転職を希望
仕事から人間関係の相談まで、悩み事を打ち明けられることが多く、そのたびに「聞いてくれてありがとう」と感謝されます。介護職への転職を考えたのも、こうした経験からです。
施設にいる方たちのそばに寄り添い、家族の代わりに悩みやお話しを聞いて差し上げる存在になりたいと思ったのです。一人ひとりとの時間を大切にしている貴社の姿勢に共感し、志望しました。
例文9.＜探究心がある＞認知症ケアへの関心から、介護職への転職を決めた人のケース
→認知症ケアの知識をさらに深め、介護の現場で役立てたい
認知症で道に迷っていたお年寄りに声を掛けた体験をきっかけに、認知症や介護についてもっと知りたいと思いました。調べてみると、認知症のご本人やその家族がサポートを必要としている切実な現状がわかり、自分もぜひ力になりたいと考えました。
最新の認知症ケアや医学的知識も積極的に勉強し、現場での仕事に活かしていきたいと思っています。
例文10.＜先見の明があると言われる＞先を読むスキルを活かしたい人のケース
→ツアーガイドでの経験を活かして介護職への転職を希望
ツアーガイドの仕事で先を読む力を磨きました。ツアー参加者の行動や要望を予測し準備しておくと、予想外のことにも対応しやすくなります。
年配のお客様には特に気を配りましたが、そのときの経験から、高齢の方をサポートする介護の仕事が自分に向いていると感じました。転倒のリスクを回避したり、言葉にできない利用者様の気持ちを先読みしてサポートするなど、介護の現場で今までの経験が活かせると思っています。
●○● 採用担当者は、志望動機をどう見ている？生の声を取材しました！ ●○●
事業者の採用担当者は、応募者の志望動機をどのように思っているのでしょう？
介護求人ナビ編集部が取材した採用担当者へのインタビューで、参考になる記事のリンクをご紹介します！
●社会福祉法人 すこやか福祉会 中村寛史さん
→大事なのは、自分の言葉で語ること。介護を始めたきっかけや、この会社・法人に応募した動機など、しっかり自分の気持ちを…
●株式会社日本介護福祉グループ 長谷川現さん
→重視しているのは「応募理由ですね。『応募した理由はなんですか？』という質問にすべて集約されると思います。弊社の場合…
●医療法人 博シン会 堀切勝さん
→「教科書に書いてあるような内容をすらすら答えるよりも、その方自身の言葉で語っていただきたいですね。たとえば『施設に通っているお祖母ちゃんが…
●株式会社フィルケア 住吉正幸さん
→介護業界でやりたいことを持って、夢を語れる人というのが、いちばん魅力的に輝いて見えます。応募してくださる方は…
●いきいきらいふ代表取締役 左さん、管理本部長 中尾さん
→前職を辞めた理由を、他人のせいにしている人は採用を見送ることが多いです。なぜなら、不満のない会社なんて世の中…
●○● 志望動機での、悔しい失敗談 ●○●
人のふり見てわがふり直せ。
先輩たちの志望動機にまつわる転職の失敗談をご紹介します！
●【転職活動の失敗事例】「面接の前にやっておくべきこと」編…面接の失敗
→〈事例2〉何も調べずに、気軽に応募したことがバレてしまった～施設の志望理由を聞かれ「ユニット型の介護に興味があるので」と答えたら、…
●【転職活動の失敗事例】「何を書いたらいいの？」編…履歴書の失敗
→〈事例1〉転職の動機は「今の職場がイヤだから」～転職のきっかけは今の職場の人間関係。だから志望動機がうまく書けなくて。正直に今の職場の…
●【転職活動の失敗事例】「基本をおさえておけばよかった」編…履歴書の失敗
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●【転職失敗事例】「イメージとのギャップに驚愕！」編…初めての介護職
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●○● 介護業界で転職する時の 基本ノウハウ ●○●
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