夢と希望にあふれ転職したのはいいけれど、働き始めたら違和感を感じること、ありますよね。「聞いた話と違う」、「最初から知っていれば入らなかったのに」…こんなことなら辞めたい…。
ここでは、そんな転職の先輩の失敗談をご紹介。
介護求人ナビ編集部からの、失敗しないためのアドバイス付きです。是非参考にしてください!
〈事例1〉出産後も仕事を続けたいと思っていたのに…
26歳/女性/マコ
いつかは子どもが欲しいと思っていたので、産休・育休後の復職が可能な事業者に転職。でも妊娠後、産休・育休の前後は、基本的に通常シフトでの勤務と聞いて、悩んでいます。これってホントに復職させるつもりあるの?
《アドバイス》
産休・育休は法律で定められている制度ですので、就業規則に関わらず取得することができます。しかし、その前後の勤務形態については、ある意味「事業者次第」。通常シフトの勤務を求められる可能性があります。
介護業界は女性が多いため、妊娠中や出産後の「業務時間短縮」や「育児期間の延長」などのサポートを用意している事業者もありますが、全てではありません。具体的にどのようなサポート制度があるのか、実際に復職した実績はあるのかなどをしっかり確認しておきましょう。
〈事例2〉妊娠したら、退職して欲しいと言われてしまった
28歳/女性/さくら
募集広告に「介護職員の出産・育児を応援」と書いてあったのが魅力で転職。でも、妊娠したことを告げたら退職を勧められてしまいました。まわりに聞いてみたら、今までも産休や育休を取った人はいないと言うし、これじゃ話が違います!
《アドバイス》
妊娠を理由に解雇することは法律で禁じられていますが、実際は妊娠を機に退職を勧められるケースも少なくありません。違法とはいえ、退職勧告するような職場でそのまま働き続ければ、妊婦であるあなた自身やお腹の赤ちゃんに悪い影響がないとは言い切れません。漠然とした「〜を応援します」といった言葉だけでなく、具体的にどういった制度があるのか、産休・育休からの復職実績はあるかなどを、確認しておきましょう。
〈事例3〉妊娠・出産の手厚いサポート制度を期待していたのに…
30歳/女性/キョウコ
転職して3カ月で妊娠しました。喜んだのもつかのま、「あなたの場合、産休はとれるが、育休や産前・産後の勤務時間短縮制度を利用することは難しい」と言われてしまって…。出産・育児のサポートの制度が充実していることが魅力で選んだ職場だったのに…残念です。
《アドバイス》
「産休」は雇用形態や就業規則に関係なく取得することができますが、「育休」は基本的に正規職員が対象で、パートや契約職員の場合は1年以上勤務していること、などの条件があります。
また、「業務時間短縮」など事業者独自のサポート制度は、運用が各事業者にまかされています。利用が難しいと言われたのは、あなたが勤務している期間がまだ短いからではないでしょうか?また、転職して3カ月の場合は「試用期間」かもしれませんので、それが原因かもしません。制度の内容や条件については、就業規則などで確認しておくようにしましょう。
ただ、転職してすぐの妊娠は、あなた自身にとってはもちろん、職場の負担になることは避けられません。その点は配慮をしてなるべく計画的に考えたいですね。
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