転職・就職活動でもっとも重要なのが「面接」です。
特に、介護業界では、書類審査にはさほど重きをおかず、面接で採用・不採用を決める、という事業者が多数。
重視される面接だからこそ、気を付けるべきポイントは知っておきましょう!
<面接の悩み>
雰囲気の良い職場に転職したいのですが……
収入アップのために転職を考えています。給料面のほかに、できれば職場の雰囲気の良いところを選びたいと思っています。
面接で職場の雰囲気を確認するには、どのようにしたら良いのでしょうか。
ストレートに「職場の雰囲気は良いですか?」と聞くのはNG
職場の雰囲気を知りたいからと、面接でつい「職場の雰囲気は良いですか?」と尋ねてしまったことはありませんか。しかし、職場の雰囲気を聞かれて「悪い」と答える面接官は、まずいないということを頭に入れておきましょう。
また、
安定して働ける職場が良いと思う人もいれば、
チャレンジングな職場が良いと感じる人もいるように、「良い雰囲気の職場」の基準は人によってさまざま。
面接官の主観と自分が思う「良い雰囲気の職場」が必ずしも同じとは限らないのです。
そこで、職場の雰囲気について尋ねるときには、
具体的な自分の理想を伝えるのがコツです。
たとえば、
「スタッフの方々と意見を交わしながら積極的にサービス改善の提案をしたりする中で、お互いが成長していきたいと考えていますが、それが可能な職場でしょうか」といった聞き方です。
介護事業者の方針を知ることも、雰囲気を見極める近道
介護に対する考え方や仕事の仕方も、事業者によってさまざま。
職場の雰囲気を見極めるためには、こういった
事業者の方針を聞いておくことも大切です。
しかし、「御法人の方針を聞かせてください」などといった一方的な聞き方はマイナスイメージを与えてしまいかねません。
理念や方針はホームページに掲載していることも多いので、
面接前には必ずホームページをチェックしましょう。
会社の方針や理念が掲載されていないときには、面接で直接確認するしかありません。「御法人のホームページを拝見したのですが、見当たりませんでしたので…」と前置きをすると、きちんと事前に調べる努力をした前向きな態度が伝わります。
方針を理解した上で質問するときには、
「御法人に対しては、スタッフ同士が仕事のノウハウを共有し、チーム主体で協力しながら仕事を動かしているイメージを抱きましたが、そのような認識でよろしいでしょうか?」など、自分の不明点が明確になるような聞き方をしましょう。
また、聞いてみたいことが具体的にある場合には、「介護現場ではチームワークが大事だと思うのですが、良くするために何か取り組んでいることはありますか」などといったように、こちらも自分の考えを伝えながら質問するのがベストです。
在籍する介護スタッフの情報も有力な手がかり
在籍しているスタッフの平均勤続年数や年齢構成、男女比も、職場の雰囲気を知る手がかりになります。ぜひ、聞いておきましょう。
若いスタッフが多い職場と、ベテランスタッフが多い職場、さまざまな年齢層のスタッフが働いている職場では、当然雰囲気が異なります。男女の比率によっても雰囲気は変わってくるでしょう。
また、平均勤続年数が長い職場はそれだけ離職率が低く、働きやすいと思っているスタッフが多いということになります。
施設見学をお願いして、職場環境を目で見て確認しよう
職場が実際にどのような雰囲気なのかを、面接だけで確認するのは至難の技です。やはり自分の目で見て確認するのが一番の方法といえます。
施設見学の時間が用意されている事業者も多いのですが、もしその時間が設けられていない場合は、面接の日時が決まったタイミングで
「面接時に施設内を見学させて頂けないでしょうか?」とお願いしてみましょう。
見学するにあたって、まずチェックしておきたいのが『スタッフの様子』。
いきいきと仕事をしているか、スタッフ同士でコミュニケーションが取れているかなどは、働きやすい職場かどうかの基準となります。
また、『スタッフの利用者への接し方』や『利用者の様子』を見ておくことも大切です。
そこで得た情報と、自分が理想とする職場イメージをすりあわせて、転職先を選ぶようにしましょう。
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