介護の仕事に転職し、仕事にまい進する日々。でも、これでいいのかなと、ふと悩んでしまう日もあるかもしれません。
今回は、介護職に転職した先輩の失敗談を、介護求人ナビ編集部からのアドバイス付きでご紹介。せっかくの転職を失敗に終わらせないためにも、ぜひ参考にしてください!
《事例1》介護の技術がなかなか上達しなくて、焦っています…
33歳/男性/保
介護職に転職して1年。現在は老人ホームで働いています。仕事は真面目に取り組んでいるつもりですが、オムツ交換などの技術がまだまだ未熟で、先輩には「仕事が遅い」と叱られています。他のスタッフにコツを聞いたり、介護職員初任者研修の教科書や参考書も読み返したりしてみるのですが、要領が悪いのか、なかなかうまくできません。自分は介護職には向いていないのかな…と悩んでいます。
《アドバイス》
介護の仕事は人間が相手。マニュアル通りにいかないことのほうが多いでしょう。まだ1年の経験しかないのですから、いきなりベテランスタッフと同じようにできるわけがありません。
先輩に「仕事が遅い」と指摘を受けているようですが、他の同僚や上司の評価も同じですか? 確かに仕事においてスピードは重要です。でも、やり方が雑で早いよりも、多少遅くても丁寧なほうが良い場合もあります。あなたの場合はどうでしょう?
ましてや介護の仕事は、人が相手。スピードだけで判断できるはずがありません。排泄のタイミングにしっかり気づける、緊張をほぐすのが得意など、スピード以外であなたの良さが発揮できているかもしれません。人はそれぞれ得意なこと、苦手なことがあります。苦手を克服することばかりではなく、得意なことを活かす方法を考えるのも大切なこと。そうすれば、仕事ももっとやりやすくなるでしょう。
また、技術上達のために教科書や参考書を見直しているようですが、もっと現場に目を向けてみてはいかがでしょうか? 現場では臨機応変に対応したり、次を予測しながら動いたりする必要があり、そうした動きは教科書や参考書からは学びにくいもの。仕事のコツを聞くだけでは、本当には理解できていないのかもしれません。貪欲に吸収する気持ちがあるなら、まず、仕事ができる先輩のやり方を観察し、そこから学ぶことをオススメします。
もし今の職場での仕事が向いていないと感じても、介護の仕事が向いていないとは限りません。介護施設にはそれぞれ個性がありますし、求められることも違います。スピードよりも丁寧さを重視する施設もあります。
転職を考える際には、自分の強み・弱みと、応募先の施設の方針や求められているスキルを照らし合わせ、マッチするところを選ぶようにしましょう。
《事例2》介護職への転職を家族に大反対され、自信がなくなってきました…
33歳/女性/真紀
認知症介護がテーマの映画を見て感動。それをきっかけに介護の仕事に興味を持ちました。メーカーの営業をしていましたが、思い切って介護職に転職。ところが、そのことを親や姉に報告したところ、大反対されたんです。ニュースなどの情報から、介護職の仕事は大変だと心配しているようです。介護の仕事にやりがいを感じて転職したものの、そこまで家族に反対されると、自分の決断が間違っていたのかなと悩んでしまいます。
《アドバイス》
老人ホームやデイサービスを全く訪れたことがない人にとっては、介護職の仕事内容や、仕事のやりがいは伝わりにくいもの。しかも最近は様々なニュースなどで、介護にまつわる問題点がクローズアップされているため、家族としては心配になってしまうこともあるかもしれません。
実際、介護の仕事は利用者の命を預かる仕事であり、けっして楽に稼ぐタイプの仕事ではありません。
しかしながら、あなたは一人前の大人です。家族を心配させたくないと考えたり、迷いが出てくるのも当然ですが、自分の信じた道を進みたいという気持ちがあるならば、理解してもらうために行動してはどうでしょう。
まずは、介護の仕事のことや、職場のことを、家族にしっかり伝えることが大事です。イキイキと仕事について語るあなたを見れば、あなたの真剣さも伝わり、家族の考えも変わるかもしれません。
また、施設の上司にも相談し、もし可能ならば、施設見学に来てもらってはいかがでしょうか。あなたのケアで笑顔になる利用者の姿や、他のスタッフの様子も見てもらうと良いでしょう。介護というのはけっして他人事ではなく、家族や自分自身の将来に関わることでもあります。現場を知ってもらうことで、介護は身近な仕事であり、人の役に立てる仕事であることを実感してもらえるのではないでしょうか。
またご家族が、もし給与面や体への負担などを心配されているのであれば、月々の自分の家計やシフト体制、日々の過ごし方、体調などを説明してみるといいかもしれません。さらに、今後のキャリアパスなど、将来設計について考えていることを話すと良いでしょう。
家族に説明する内容を整理していくなかで、実は将来設計についての見通しが甘かったり、今まで気づかなかった課題が見えたりしてくるかもしれません。もともとあなたが家族の言葉に動揺してしまうのは、そうしたことが根底にあるのかもしれませんね。
その場合は、良い機会ですから、もう一度自分がめざす働き方について考えてみることをオススメします。たとえば、昇給制度の明確さや充実した福利厚生、体に優しい夜勤シフトなど、自分が譲れないポイントを整理し直してみて。広い視野で検討し、自信を持って家族を説得できる働き方や職場を見つけてください。
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