介護業界の仕事の需要は増加傾向にあります。一口に介護職と言っても高齢者以外に子供を対象としている仕事もあり、その一つが障害児支援です。この職種はあまり知られていないため、仕事について詳しく知らない人も少なくありません。児童福祉法では障害児支援を行う施設として、障害児通所支援と障害児入所支援が制定されています。児童発達支援管理責任者は、これらの施設で支援計画の作成などを行う、サービス管理の責任者です。障害児通所支援を行う施設にはいくつかの種類があります。児童発達支援センターは、主に障害を持った未就学児が、自立した生活に必要不可欠な基本的な動作や知識を身に付け、集団の中で生活ができるようにサポートをするための施設です。放課後等デイサービスは、原則として就学している児童が対象の、自立支援や生活に必要な機能の訓練を行う施設です。児童発達支援センター、放課後等デイサービスのいずれも、最低でも1人は児童発達支援管理責任者を配置する必要があります。児童発達支援管理責任者を目指すのであれば、指定の研修の修了と規定を満たす実務経験が必要です。保育士や児童指導員の資格と経験がある場合も、児童発達支援管理責任者の資格取得のための実務経験として認められるので、これまで児童支援の経験がある人は、目指しやすい資格かもしれません。この仕事については人手が不足していることから、管理責任者としての勤務が未経験でも、研修が充実し働きやすい施設があることが特徴です。また、児童発達支援管理責任者は、他の職務との兼務も可能ですので、勤務先を探す際には、勤務時間や勤務地、交通費の支給などといった自分の希望を考えてみるとよいでしょう。

大分県の介護職・ヘルパーの求人情報を掲載しています。大分県の県庁所在地は大分市で、県の中核となる市です。人口も多いことから有料老人ホーム、デイサービス、グループホームなどの介護施設が数多くあり、介護全般にわたって求人が大分市に集中しています。介護福祉士や介護職員初任者研修の資格を持つ人や介護現場での職務経験のある人が優遇される求人が多い中、無資格OKや未経験者も歓迎する求人も多数あります。勤務しながら資格取得を目指せる資格取得支援制度のある事業所もあるので、まずはパート・アルバイトから仕事を始めてステップアップしたい人も安心です。

2018年の総務省統計局の統計データによると、大分県の人口は114.4万人で、その約4割が大分市に集中しています。65歳以上の高齢者人口は37.1万人であり、高齢化率は32.4％と高く、九州・沖縄地方で最も高齢化率が高くなっています。特に女性については高齢化率が35.7％と、全体の3分の1以上が65歳以上の高齢者となっています。65歳以上の高齢者のうち要支援・要介護認定を受けている人は68,408人で、要支援・要介護認定率は約18.4%です。高齢者介護の現場で働く介護人材はまだ十分ではなく、経験者・未経験者を問わず介護業界で働ける人を歓迎しています。介護職の仕事内容は、要介護認定された高齢者の車椅子への移乗、排泄や入浴のお手伝いなどの身体的な介助と、家事や買い物の代行など生活面におけるサポートが主なものとなります。施設や事業所によっては、介護職員初任者研修や介護福祉士資格を必要とするところもありますが、未経験者や無資格の方でも歓迎しているところもあるので、これから資格取得を目指す方も安心して働くことが可能です。大分県ではグループホームやデイサービスの求人を始め、生活相談員や訪問入浴ヘルパー、介護職員など多岐にわたる求人があります。また、求人募集の中には、研修制度や資格取得支援制度ありの求人、時給や給与に加え住宅手当や資格手当などの各種手当がつく求人などもあります。特に研修制度が整っている場合には、介助など実務に関わる内容のほかに福祉に関することも学べるのが魅力です。他にも、ブランクのある方や中高齢者歓迎などの求人もあるので、幅広い年齢層の方が活躍できます。また、夜間専従や日勤専従、平日勤務などの勤務時間で選べる求人や、育児休業を取得できるところや育児支援がある施設もあり、子どもを持つ女性でも安心して働けます。こだわり条件でも検索ができるので、きっとあなたにぴったりの求人を見つけることができるでしょう。

大分県の正社員、契約社員などの正規職員の平均年収は255万円となっています。パート・アルバイトの平均時給は1131円、派遣社員など非正規職員の平均時給は1585円となっています。