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無資格や未経験でも介護職に転職できますか?【キャリアアドバイザー回答】

無資格や未経験でも介護職に転職できますか?【キャリアアドバイザー回答】

転職活動を始めると、ひとりでは解決できない疑問や不安が浮かんでくることも。
特に初めての業界・職種への転職は戸惑うことも多いのではないでしょうか?
今回は「資格や経験がなくても介護職に転職できますか?」というよくある質問に、介護・福祉・医療業界専門のキャリアアドバイザーが回答します!

▼回答したキャリアアドバイザー
回答したキャリアアドバイザー

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目次

【Q1】無資格・未経験でも介護職に転職できますか?
 ・無資格でもできる仕事がある
 ・働きながら資格取得を目指そう
 ・教育体制の厚い職場がおすすめ
【Q2】初任者研修(ヘルパー2級)は持っていますが、現場経験がありません。介護職として働けますか?
 ・スキルは現場で身につけられる
 ・資格があると転職で有利になる
 ・上位資格の取得で給料アップが狙える
【Q3】50代~60代・未経験で介護の仕事はできますか?
 ・体力面に自信があれば強みになる
 ・無理なく働ける雇用形態もある
【Q4】未経験で訪問介護はハードルが高いですか?
 ・先輩や上司に頼ることができる
 ・日常的な家事スキルが活かせる
 ・ライフスタイルに合わせて働ける
【まとめ】無資格・未経験でも介護職に転職できます

無資格・未経験でも介護職に転職できますか?

介護職への転職を考えたとき、「介護関係の資格を持っていない」「介護業界は未経験でよくわからない」といった不安を持つ方は少なくありません。

しかし、介護の仕事は無資格・未経験からでもスタートできます

無資格や未経験から介護職を目指す場合、以下の働き方がおすすめです。

・無資格でできる仕事から始める
・働きながら資格を取得する
・教育体制の厚い職場で働く

無資格でもできる仕事がある

無資格で介護職に転職するなら、まずは資格なしでできる業務からスタートするのも一つの方法です。

介護の仕事は、必ずしも資格が必要というわけではありません。

無資格であっても、直接利用者さんの身体に触れない「生活援助」などの業務は行うことが可能です。

生活援助の例には、以下が挙げられます。

・居室の清掃
・調理、食事の配膳
・洗濯、衣類の片づけ など

入浴・排泄・食事など直接身体に触れる「身体介護」を行うには、介護職員初任者研修(旧ヘルパー2級)などの資格が必要*です。

*施設内の有資格者の指導の下であれば、無資格でも身体介護を行える場合もあります

また、2024年4月以降は、介護業務に従事する無資格者全員に「認知症介護基礎研修」の受講が義務付けられました。

資格なしで転職する場合は、入職後1年以内に研修を修了する必要があるため、勤務先に確認して受講を進めましょう。

≪認知症介護基礎研修の詳細はこちら≫

働きながら資格取得を目指そう

無資格で転職したあと、働きながら資格取得を目指す方も多いです。

現場で経験を積みながら資格を取ることで、キャリアアップにつながります

仕事と両立して資格を取りたい方は、「資格取得支援制度」のある職場への転職を検討してみましょう。

こういった職場なら、研修の受講費用を負担してもらえたり、シフトを調整してバックアップしてもらえたりします。

【応募時のポイント】
資格取得支援制度ありの職場に応募する際は、「具体的にどんなサポートが受けられるのか」も確認しておくと安心です。
求人サイトを見ても詳細がわからない場合は、キャリアアドバイザーを通じて事前に情報収集することもできます。

教育体制の厚い職場がおすすめ

無資格や未経験から介護職を目指すなら、教育・フォロー体制の厚い職場がおすすめです。

介護職は、日々心身の状態が変わる高齢者と接する仕事のため、いざ現場で働き始めると、戸惑うことや対応に悩む場面も少なくありません。

着実に業務に慣れていくためには、スタートアップ研修やOJTの手厚い職場を選ぶとよいでしょう。

「未経験歓迎」「無資格OK」などの条件から求人を探すほか、キャリアアドバイザーに相談して、気になる事業所の教育体制を確認することもできます。

↓転職先の情報をGETしたい方は↓

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初任者研修(ヘルパー2級)は持っていますが、現場経験がありません。介護職として働けますか?

介護の現場経験がなくても、資格を活かして介護職として働けます。

すでに初任者研修(旧ヘルパー2級)などの資格を持っている方は、以下のポイントを知っておくとよいでしょう。

・実務のスキルは現場で身につけられる
・資格があると転職に有利になる
・上位資格の取得で給料アップが狙える

スキルは現場で身につけられる

「現場経験がなくて不安」と悩む方もいますが、実践的なスキルは転職後に身につけることが可能です。

資格があるからと言って、いきなり一人でリスクの高い業務を任されることはあまりありません。

多くの職場では、先輩に付いて利用者さんの顔と名前を覚えるところからスタートし、徐々に身体介護など難易度の高い業務を習得していきます。

そのため、現場経験がないことを過度に心配する必要はないでしょう。

【応募時のポイント】
「資格がある=現場経験あり」と誤解されたまま面接に進むと、採用側とのミスマッチが起きやすくなります。
応募の際は、現場経験がないことを明確にした上で、志望動機や入社後の目標を評価してもらうことが重要です。
一人で進めるのが不安な場合は、キャリアアドバイザーを通じて、事前に応募先との認識をすり合わせておくこともできます。
\応募先とのマッチングを強化!/

資格があると転職で有利になる

初任者研修は、介護の基礎的な知識・技術を身につけるための研修です。

そのためたとえ現場経験がなくても、資格を持っていることが評価され、転職に有利に働く場合もあります。

ただ、「何年も前に取得したきりで学習内容をあまり覚えていない……」という方もいるでしょう。また、介護保険制度やケアの方法など、受講時とは変化していることもあります。

資格を活かして転職したあとは、現場で積極的に知識や技術をアップデートしていくとよいでしょう。

上位資格の取得で給料アップが狙える

初任者研修の資格を活かして転職したあとは、さらなる上位資格を目指すのがおすすめです。

令和4年度 介護従事者処遇状況等調査結果」によると、介護職員の平均月給は317,540円。(介護職員処遇改善支援補助金を取得する事業所の場合)

保有資格別に見ると、以下のようになっています。

保有資格 平均月給(常勤)
資格なし 268,680円
初任者研修 300,240円
実務者研修 302,430円
介護福祉士 331,080円
介護支援専門員 376,770円

出典:厚生労働省「令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果」

介護職は、上位資格になるほど平均月給も高くなる傾向にあります。

多くの職場では資格手当を導入しているため、転職後は現場で経験を積み、初任者研修からさらなるステップアップを目指すとよいでしょう。

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50代~60代・未経験で介護の仕事はできますか?

介護職は年齢を重ねても挑戦しやすい職業で、未経験からでも転職可能です。

令和5年度 介護労働実態調査結果」によると、介護職員の39.1%、訪問介護員の48.4%が50~60代となっています。

介護職の年齢別割合(グラフ)

50~60代・未経験で介護職を目指す方は、以下のような働き方がおすすめです。

・体力に自信がある⇒夜勤ありの常勤職員
・無理なく働きたい⇒パートや契約社員など

体力面に自信があれば強みになる

50代・60代でも「まだまだ体力に自信がある!」という方は、夜勤ありの常勤職員に挑戦するのがおすすめです。

夜勤あり・常勤の求人は比較的採用の幅が広いため、自宅近くで就業先が探しやすく、内定が出やすい傾向にあります。

また、介護職は体を使う仕事のため、体力がある体を動かすのが得意といった方は強みとして活かせます

「前職で体力仕事をしていた」「趣味で運動をしている」などの経験や特技があれば、応募先にプラスの印象を与えやすくなるでしょう。

【実際の転職者エピソード】
60歳で前職を退職したあと「もっと長く働きたい」と就業先を探していたAさん。
キャリアアドバイザーと相談しながら応募先を決定し、面接では体力面をしっかりアピール。見事採用を勝ち取りました。
目標の「定年65歳」の条件をクリアした上、高待遇で働けることになり、未経験だった介護職への転職に成功しています。

無理なく働ける雇用形態もある

「フルタイムや夜勤ありの勤務は厳しい」という場合は、無理なく自分に合った雇用形態で求人を探しましょう

介護職は、時短勤務・日勤のみ・週1日のみなど、多様な働き方の選択肢があります。

職場によって業務内容や人員体制も異なるため、サービス形態や事業所ごとの特徴を捉え、自分に合った働き方を選ぶことが大切です。

\あなたにマッチする職場を探します/

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未経験で訪問介護はハードルが高いですか?

未経験で介護職に転職する場合、訪問介護と施設介護どちらがよいか迷う方もいるでしょう。

訪問介護は1人で利用者さんの自宅に行ってケアを行うため、「未経験だとハードルが高い」と思われがち。

しかし、未経験から訪問介護に挑戦し、活躍しているヘルパーの方は大勢います

訪問介護への転職を検討している方は、以下のような点から、過度に不安に思う必要はありません。

・先輩や上司に頼ることができる
・日常生活で培った家事スキルを活かせる
・ライフスタイルに合わせた働き方が可能

先輩や上司に頼ることができる

訪問介護は基本的に利用者さんと1対1でケアを行いますが、初めから1人で業務をスタートするわけではありません

まずは先輩と一緒に訪問して、介助方法や利用者さんとの接し方などを教えてもらいます。

また、独り立ちしたあとも「なんでも1人で対処しなければいけない」と考える必要はありません

緊急時には管理者と電話で連絡できたり、事業所に戻ってからもサービス提供責任者に相談したりできるため、先輩や上司と連携しながら働くことができます。

日常的な家事スキルが活かせる

訪問介護は利用者さんの自宅での暮らしをサポートするため、身体介護だけでなく、掃除・買い物・調理などの生活援助も行います

こういった業務にあたっては日常生活で身につけた家事スキルが役立つため、介護職が未経験でも自分の力を活かして働くことが可能です。

【実際の転職者エピソード】
専業主婦だったTさんは「未経験から介護職に挑戦したい」とキャリア相談を活用。
日々の家事の経験を活かして、訪問介護事業所に入職しました。
初めは数件だった担当件数も、半年、1年と続けていくうちに徐々に増え、今では「自分を待ってくれている利用者さんがたくさんいる」ことが大きなやりがいになっているそうです。

ライフスタイルに合わせて働ける

訪問介護には、正社員・パート・登録ヘルパーなど幅広い働き方があります

働く時間帯や曜日、週あたりの勤務日数など、無理なくスタートできる働き方を選ぶとよいでしょう。

求人サイトで勤務条件を絞って探すか、キャリアアドバイザーに希望を伝えると、自分のライフスタイルに合う求人を見つけやすくなります。

\訪問介護の転職サポート実績あり/

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 無資格・未経験でも介護職に転職できます

介護職は、無資格・未経験からでも挑戦できる仕事です。

ただし、やみくもに転職先を探すのではなく、事前にしっかり情報収集をした上で、自分に合う職場や働き方を見つけることが大切です。

「なぜ介護の仕事がしたいのか」「どんなケアをしたいのか」介護職として働く姿を具体的にイメージして、転職活動に臨みましょう。

介護業界への転職をお考えの方へ
ぜひ一度アドバイザーにご相談ください!

\転職のお悩み・ご希望などお気軽に/

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著者:介護求人ナビ編集部

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