転職の面接では、いかに相手に好印象を与えるか、服装や持ち物にも注意が必要です。介護業界での面接の場合に注意すべきポイントをまとめました。
介護業界の転職面接での服装選びは?
介護業界では、面接時の服装も
スーツではなく、カジュアルなものでOKとする事業所が多くなっています。
ただ、カジュアルも行き過ぎると相手に悪い印象を与えかねません。カジュアルであっても
相手に不快感を与えない程度の服装を心がける必要があります。服装に迷うときにはスーツにするのが無難でしょう。
スーツを選択する場合は就職活動で一般的に使われる黒・無地のリクルートスーツである必要はありません。
もちろん、スーツにすることだけで、必ずしも印象が良くなるわけではありません。
一番重要なのは
清潔感です。
フケや埃がついていないか、スーツがシワになっていないか、ズボンの折り目があるか、ほつれがないか。清潔な印象を与えるように心がけましょう。
管理職や本部職員など、現場での介護業務以外の役割を求められている場合は、黒などダーク系のスーツで面接を受けることをお勧めします。
スーツ以外ではこんな服装が好印象!
面接する事業所によっては、「普段着・私服でお越しください」と指定される場合もあります。
普段着と言われたからといって、遊びに行くときの服装で行くことは控え、面接にふさわしい服装にしましょう。
ジーンズやサンダル、ダメージの多い服装、派手なシャツなどは控えて、シワや汚れのない清潔感のある服装を心がけることをお勧めします。
頭髪もできれば短めか、まとめてあることで印象が明るくなります。
●女性の場合
女性の場合は清潔感があり、ナチュラルな印象の服装を心がけましょう。それに合わせて、メイクも派手にならないように注意しましょう。
グレーやキャメル・ネイビーなどの
落ち着いた色味のジャケットと、スラックスなどのボトムスを合わせることをお勧めします。
スカートの場合は、丈が短すぎるものや、体のラインを強調するものは避けましょう。
靴はパンプスが無難ですが、介護業界の面接であれば、動きやすいスニーカーでも特別派手なものでなければ印象は悪くありません。
●男性の場合
男性もくだけ過ぎない服装でまとめましょう。
ブレザー・ジャケットに襟のある白シャツを合わせるといいでしょう。ボトムスも、
スラックスかチノパンでまとめましょう。
できれば革靴をお勧めしますが、ビジネス用の黒やブラウンのスニーカーでもいいでしょう。
髭の剃り残しがないかどうかはチェックしておきましょう。
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介護業界 面接のポイントと注意点
面接の持ち物は?
持ち物のチェックも忘れてはいけません。
必要な持ち物と、注意すべきポイントをまとめておきます。
●バッグ
バッグは
A4の書類を折り曲げないで入れられるサイズにしましょう。
履歴書や職務経歴書を折らずにバッグに収納できることももちろんですが、面接時に会社のパンフレットなどを渡されることもありますので、折らずにバッグに入れられるようなサイズのものを用意しましょう。
ビジネス用にリュックサック型のバッグが増えていますが、カジュアルすぎるため面接の場にはあまりお勧めしません。ビジネスバッグや、女性であれば落ち着いた色のトートバッグなどをお勧めします。
●履歴書・職務経歴書
履歴書は折りたたまないように、
クリアファイルなどに入れて持っていきましょう。
シワにならないよう、バッグの中で収納する場所にも注意しましょう。
すでに郵送などで応募書類として履歴書や職務経歴書を渡している場合もありますが、念のため
コピーをしたものを持参していきましょう。
面接前に、履歴書等に記載した内容を再確認し、書類で書いた内容と面接での発言が食い違うことがないようにチェックして面接に臨みましょう。
●会社案内
面接を受ける会社の情報もコピーして持っていきましょう。面接前に確認しておくことができます。
スマートフォンで確認する方も多いと思いますが、万が一スマートフォンが使えなくなってしまった場合に備えて、
事業所・面接会場の地図なども印刷しておくと安心です。
●メール連絡のコピー
これまで担当者等と
メールでやり取りした文書のコピーを手元に持っていると便利です。
面接時間の確認・担当者の名前や連絡先などが記載されているので、当日焦らずに最終確認できます。
●筆記用具・手帳
筆記用具や手帳・スケジュール帳も持っていきましょう。
次回面接の予定を決める場合や、勤務可能日の調整などをする場合もあります。
●スマートフォン・携帯電話
スマートフォンや携帯電話は必ず持っていきましょう。
急なトラブルで遅刻する場合や、キャンセルする場合など、連絡をするために必要です。
面接会場まで地図アプリで乗り換え情報や道順を確認するのにも必要です。
必ず充電をしておき、不安であれば充電できるようにモバイルバッテリーも用意しておきましょう。
もちろん、面接中は電源をオフにするか、着信音・バイブともオフの状態にしておきましょう。
●資格者証
介護福祉士や介護支援専門員(ケアマネジャー)などの
認定証・資格者証のコピーも持っていくとよいでしょう。
面接の際に資格者証の写しを確認する場合もあります。原本を持ってくるようにあらかじめ指示される場合もあります。履歴書等のコピーと一緒にクリアファイルなどに挟んで持っていくようにしましょう。
●マスク・除菌用品
マスクも忘れずに用意しましょう。
介護施設やグループホームなど、利用者が生活する事業所の中で面接を行うこともあります。
特に事業所内の
見学などをするときにはマスクを着用するなど、感染防止のためのエチケットはマナーとして行いましょう。
できれば、手指消毒アルコールスプレーやジェル、除菌用のウェットティッシュなども用意しておくといいでしょう。
●その他
それ以外には、
ハンカチやポケットティッシュを用意しておくこともお勧めします。夏場の面接で汗が止まらないということもあります。
特に汗をかきやすい人は、ハンカチを用意しておきましょう。
手鏡なども用意し、身だしなみの最終チェックができるようにしておくといいでしょう。
天気によっては
折り畳み傘も用意しておくと安心です。
まとめ
介護業界の面接は比較的カジュアルな服装で行われることが多いですが、場をわきまえた服装を選ぶことは最低限のマナーです。
清潔感を重視し、好印象を与えられる服装を心がけましょう。
履歴書をはじめとした持ち物も忘れないように、細心の注意を払いましょう。