転職活動・就職活動でもっとも重要なのが「面接」です。特に、介護業界では、書類審査にはさほど重きをおかず、面接で採用・不採用を決める、という事業者が多数。
重視される面接だからこそ、気を付けるべきポイントは知っておきましょう!
<面接の悩み>
仕事のブランクについて面接で聞かれると思うと不安です。どう対応すれば良い印象を与えられますか?
前職を辞めてから、今回の転職活動を始めるまでに2年のブランクがあります。ブランクがあると採用に不利だと聞いたことがあり、マイナスイメージにならないか不安です。面接でブランクの理由を聞かれたとき、どのように説明すれば良いのでしょうか?
ブランクが長いからといって、経歴のウソやごまかしはNG!
履歴書の職歴を見て、働いていない期間が長かったり、いくつもブランクがあれば、面接官は当然その理由を聞きたいと思うでしょう。それは、採用に向けて、あなたのことを知りたいと思っているからです。
それに対して応募する側は、前職からのブランクが長くなると、そのことを自分でもネガティブに捉えてしまいがちです。「採用されにくいのでは?」と心配になる気持ちも理解できます。しかし、ブランク期間があるからといって、それが不採用に直結するわけではありません。
やってはいけないことは、無理に取り繕おうとウソをついたり、ブランクをごまかしたりすること。職歴を偽ることは経歴詐称になってしまいますし、信頼できない人という印象を与えてしまったら、採用は難しくなります。面接官からの質問には誠実に答えましょう。
ポジティブなブランクの理由ばかりではないでしょうから、答えづらいこともあるかもしれません。でも、
ブランクも含めて自分自身の職歴をしっかりと説明しようという態度で臨めば、面接官に誠意が伝わるはずです。
ブランクが長くなった理由を整理し、やる気をアピールすることが大事
面接官が知りたいのは
「なぜブランクの期間があるのか」「なぜブランクが長くなったのか」という理由。応募者の働く意欲が気になるからです。もし曖昧な理由しかなければ、「働くことに前向きではないのかな」と感じるでしょう。反対に、納得できる理由が説明できれば、ブランク期間が長くても問題にはならないでしょう。「働く意欲」は、面接官がとても重視するポイントですから、面接の前にブランクの理由を整理し、やる気をアピールできるよう準備しておくことが大事です。
〈結婚・出産・育児・介護などの理由でブランクがある人は…〉
ブランクが空いた理由は、それぞれの事情で違うと思います。たとえば、結婚や出産、育児、あるいは家族の介護が理由の人もいるでしょう。その際も、単に「育児のため離職していました」という説明だけで終わるのではなく、育児期間中も働きたいという気持ちを持っていたことをアピールできればベストです。
〈健康面が理由でブランクがある人は…〉
では、健康面が理由の人はどうでしょうか。病気やケガで仕事から離れていた場合は、正当な理由とはいえ、現在は快復し、しっかり働けることをアピールする必要があります。
もし、病気やケガで自分自身の身体が思うように動かないなどの経験をしたならば、「そんな高齢者の気持ちがよくわかるので、気持ちに沿った介護ができる」などとプラスになる一言を付け加えるといいでしょう。また、今後どのように貢献できるかという点にまで踏み込んでアピールすると、働きたいという意欲が面接官に伝わりやすくなります。
〈別の仕事をしていた、業種・職種にブランクがある人は…〉
その他の理由として、介護職とは別の仕事に就いていて、介護職としてはブランクがあるという人もいると思います。その場合は、「なぜ別の仕事に就いていたか。なぜまた介護の仕事に戻りたいと思ったか」を説明する必要があります。しかしネガティブに考える必要はありません。介護の仕事を見直したきっかけや、どんな介護職をめざしたいかなど、ポジティブな内容でまとめれば好感度がぐっと上がります。
ブランクの間に学んだ、今後に活きるスキルや経験をアピールする
ブランクを自分自身がマイナスと捉えていないと伝えるのも大事です。
離職している間に取り組んだことや学んだこと、その間の経験から得たものをアピールし、ブランクをプラスのイメージに変えましょう。
たとえば、
離職中に取った資格があれば、立派なアピールポイントです。ただし、その資格やスキルを、今後の介護の仕事でどう活かせるかという点を考えてから説明すること。介護と直接結びつかない資格でも、どう活かすかのイメージが明確であれば大丈夫です。
別の仕事を通して得たスキルであったり、仕事への前向きな姿勢を学んだということでもいいでしょう。
キャリアを見つめ直す大事な期間だったと伝えることもアピールになります。しかし、具体的なエピソードを交えて説明しないと、説得力がないので注意が必要です。
面接でブランクについて質問されたら、自己PRのチャンスととらえて、堂々とアピールしましょう。
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