毎回、介護にまつわる問題点やちょっと困った介護スタッフの珍行動、介護現場での珍事件などを紹介するこのコーナー。今週は、東日本大震災発生時の介護にまつわるエピソードを紹介します。
1万5000人以上の尊い命が失われ、3年を経た今もなお2600人以上が行方不明のままになっている東日本大震災。当然のことながら、地震発生の瞬間も、介護をしていた人がおり、介護を受けていた人が存在する。
宮城県内に住む専業農家の女性は地震発生時、農作業を行っており、80代の母はこたつでテレビを見ていた。激しい揺れに驚いた母は、こたつから出る際に転んでしまい、父の助けを借りて避難。着の身着のままで避難したが、自宅は被災してしまった。母はその後、病院で治療を受けて歩けるようにはなったものの、介護認定を受けることになり、現在はデイサービスに通う日々。震災以降、目にする風景が変わったのはもちろんのこと、震災をきっかけに母、そして本人の生活環境も大きく変化してしまった。
一方こちらは、東北地方の訪問介護施設経営者の話。いつものようにスタッフが利用者の家を訪問している時に地震が発生し、外出している全スタッフと音信不通となってしまった。スタッフがどこにいて何をしているかが一切わからなくなった経営者は、ただスタッフの帰りを施設で待つばかり。実はその間、スタッフは全ての利用者の家を周り、全員の安否を確認。その後無事、スタッフは事務所に戻ってきたという。
誰もが記憶しているように、震災発生以後にはライフラインが大幅に制限され、断水や停電が頻発。それゆえ被災地はもちろん、それ以外の地域の住民からも、身内に人工透析や在宅酸素療法を受けている人がいることを理由に、介護における危機感を覚えたという人は多いという。3年を経た今こそ震災時のことを思い出し、そうなった時の介護について、改めて見直してみてはいかがだろうか。
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