新型コロナウイルスの感染拡大をうけ、各地で新型コロナウイルスへの感染対策が強化されています。
新型コロナウイルス感染予防法を再チェックしましょう!
1.基本は手洗い・うがい
2.外から帰ったら顔も洗う!
3.身近にあるハンカチをマスクに!
4.家庭でできる!消毒液の作り方
5.消毒で見落としがち!?スマートフォンも消毒を
1.基本は手洗い・うがい
新型コロナウイルスだけでなく、インフルエンザウイルスやノロウイルスなど、ウイルス感染が原因で起こる病気を予防する基本は
「手洗い」と「うがい」。
外出して家に帰ってきたとき・食事をする前・調理の前など、こまめに手洗いとうがいをしましょう。
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2.外から帰ったら顔も洗う!
マスクをすることで空気中のウイルスが鼻や口から体内に入ることは防げますが、実は
マスクをしていても顔は露出しています。
せっかく丁寧に手洗いをしても、顔に付着したウイルスを手で触ってしまうかもしれません。
新型コロナウイルスの感染予防を徹底するには、帰宅してから手洗い・うがいをするときに、同時に
洗顔をするとよいでしょう。
ある訪問介護事業所では、訪問ヘルパーが利用者さん宅へ訪問した際、
介護サービスを行う前に手洗い・うがいと一緒に顔を洗うことを義務付けたとか。
ぜひ皆さんも、
「外から帰ったらすぐ顔を洗う」「外出したらシャワーを浴びる」を習慣にしてみませんか?
3.身近にあるハンカチをマスクに!
マスクの品不足が深刻な中、様々なものを代用してマスクを作る取組が話題です。
ミシンで縫う必要もなく、適切な大きさに切る必要もなく、道具もいらず、しかも短時間でマスクが作れるという非常に優れたものがあります。
それが
『ハンカチマスク』です。
ハンカチマスクを作るのに用意するものは
ハンカチと
ゴム2本(耳にかけられるもの)だけ。
《ハンカチマスクの作り方》(50cm×50cmのハンカチを使用)
1.広げたハンカチを半分に折る。
2.半分に折ったハンカチを、さらに半分に折る。細長い長方形になります。
3.横に長い長方形になったハンカチを3等分する位置に、ゴムを両端から通します。
4.ハンカチの両端を先ほど通したゴムの位置で折り曲げます。
5.最後に、顔に合うように、マスクの幅やゴムの位置を調整すれば完成です!
4.家庭でできる!消毒液の作り方
新型コロナウイルスの感染予防には、手などに付いたウイルスを手洗い・うがいで流すだけでなく、物に付着したウイルスの除去・消毒が大切。
厚生労働省が発表した介護サービス事業所向けの通達では、新型コロナウイルス感染者が出たときには、「
消毒用エタノールで清拭する」または「
次亜塩素酸ナトリウム液(0.05%)で清拭後、水拭きし、乾燥させる」ように発表されています。
この
「次亜塩素酸ナトリウム液」は、市販の家庭用漂白剤などから作ることができます。
作り方はいたってシンプルで、ハイターまたはブリーチなどを水で薄めるだけ。
《濃度0.05%の「次亜塩素酸ナトリウム液」の作り方》
・花王「ハイター」「キッチンハイター」
水1リットルに、「ハイター」「キッチンハイター」を25mL(キャップ1杯分)混ぜる。
・カネヨ石鹸「カネヨブリーチ」「カネヨキッチンブリーチ」
水1リットルに、「カネヨブリーチ」「カネヨキッチンブリーチ」を10mL(キャップ半分)混ぜる。
・ミツエイ「ブリーチ」「キッチンブリーチ」
水1リットルに、「ブリーチ」「キッチンブリーチ」を10mL(キャップ半分)混ぜる。
(厚生労働省「新型コロナウイルス対策 身のまわりを清潔にしましょう。」より)
《「次亜塩素酸ナトリウム液」での消毒方法》
次亜塩素酸ナトリウム液を布やペーパータオルなどに十分しみこませて、手すりやドアノブ、取手などの共有部分を拭いていきます。その後、水拭きをすれば終了です。
《「次亜塩素酸ナトリウム液」使用の注意点》
清掃・消毒に便利な次亜塩素酸ナトリウム液ですが、使用する際には以下の点に注意しましょう。
・アルコール消毒液は手指の消毒にも使用できますが、ハイターやブリーチなどから生成された消毒液が使えるのは
物品の消毒のみです。手や指に触れると皮膚を傷めるおそれがありますので、製品を水で薄めるときや消毒に使うときなどには
必ず家庭用手袋などを着用してください
・上記で紹介した家庭用漂白剤は塩素系漂白剤です。色のついた布を使用すると色落ちする可能性があります。
・塩素系漂白剤を吸い込んでしまうと、呼吸器に異常をきたすことがあります。
スプレーボトルでの噴霧はしない、
マスクを着用する、消毒中や消毒後は
十分な換気を行うことなど、吸い込まないための対策をしましょう。
・金属や繊維、木工製品などに使用すると、腐食や変色をする場合があります。
・その他、商品の「使用上の注意点」をよく読んで使用してください。
・ペットボトルで保管することもできますが、
誤って飲んでしまったら非常に危険です。
次亜塩素酸ナトリウム液専用の保管用ボトルを作る、
消毒液を作ったらすぐに使い切るなどの対策をしましょう。
5.消毒で見落としがち!?スマートフォンも消毒を
スマートフォンは自分だけが使用し、他人が触れる機会が少ないから、ウイルスや菌は付着しないものだと思っていませんか?
実際は、手すりやつり革、ドアノブなど
様々なものを触った手でスマートフォンを操作しているので、目には見えない様々なウイルスや菌に触れてしまっている可能性は高いといえます。
せっかく一生懸命手洗いをしても、そのあとにスマートフォンを触ってしまえばまた手にウイルスや菌が付着してしまいます。
スマートフォンは、市販のアルコール除菌シート(アルコール濃度70%のエタノール)で消毒ができます。
頻度は汚れの状況にもよると思いますが、1日1回であれば問題はありません。ただし、アルコール除菌であるので、スマートフォンの機種によっては、本体が変色したり色あせたりするほか、塗装が剥がれるなどの可能性があるので使用の際は十分に注意しましょう。
いつも手にするスマートフォンだからこそ、消毒をしっかりと行いたいですね。