聴覚障害のある人が使うコミュニケーション手段の一つで、相手の口の動きや表情、話の前後関係、文脈から話の内容を読み取る方法のこと。一般には「読唇術」という呼ばれ方もするが、読話を使う人たちの間ではこのような呼び方はせず、読話または「口話」という。
読話には集中力が必要で、大きな疲労を伴う。聴覚障害のある人と話すときには、相手が読話しやすいよう、以下の3つに気をつけると良い。
①1.5mほどの距離を保つ
②照明は話す人の顔や口の動きがよく見えるように照らすか、全体を明るくする
③はっきりと自然に話すこと。ゆっくりしすぎ、強調しすぎはかえって理解を妨げる
読話のほか、筆談や空書（文字を空間に書いて示す方法）などの、視覚を利用したコミュニケーション法は、聴覚障害者との意思疎通の助けになる。
例「読話や筆談、空書など目で理解できる伝達法は、大きな声で話しかけるより、難聴の方に優しく、効果のある方法である」
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