キープリスト

一覧を見る

キープリストに登録されている求人はありません。

2024年01月24日

2割負担者の対象拡大第9期中は見送り

2割負担者の対象拡大第9期中は見送り

10期に向け拡大案を再検討

介護保険の利用者負担2割対象者の拡大について、第9期介護保険事業計画期間(2024年度〜26年度)では見送ることが、12月20日の厚労・財務両大臣の折衝で決まった。

ただし、第10期が始まる27年度までに拡大案を軸に再検討することも両大臣の間で確認された。

さらに利用者負担について、金融資産の保有状況などの反映や、より細分化した負担割合のあり方もあわせて今後検討されることになった。

2割負担者の拡大については、介護保険部会で二度先送りしても結論を得られず、来年度予算編成過程での政治判断とした。

その結果、第9期中の実施は見送り、「引き続き早急に、介護サービスは医療サービスと利用実態が異なることなどを考慮しつつ、改めて総合的かつ多角的に検討を行い、第10期開始前までに結論を得る」とした。

今後の検討に当たって、

①一定の負担上限額を設けずとも、負担増に対応できると考えられる所得を有する利用者に限って2割負担の対象とする
②当分の間、一定の負担上限額を設けた上で、①よりも広範囲の利用者について2割負担の対象とする

――の2案を「軸」に検討するとし、対象拡大の方向で検討が進められるものとみられる。

②の案については、「その上で、介護サービス利用などへの影響を分析の上、負担上限額のあり方について28年度までに必要な見直しの検討を行う」こととしている。

さらに、これらの検討にあたり、「介護保険における負担への金融資産の保有状況等の反映や、きめ細かい負担割合のあり方とあわせて早急に検討を開始する」とした。

利用者負担へ保有資産を勘案することはこれまでも財務省などが主張し、過去にも検討された。

「きめ細かい負担割合のあり方」は、新たに2割負担対象になる利用者は支払額が一気に2倍になることから「1割〜2割の間の負担割合の導入」との声があがっていた。

<シルバー産業新聞 2024年1月10日号>

この記事をシェアする

介護求人ナビ

介護求人ナビは全国で40,000件以上の介護・福祉の求人情報を掲載した、介護業界最大級の求人サイトです。訪問介護やデイサービス、グループホーム、有料老人ホーム、特別養護老人ホームなど高齢者介護の施設や、児童福祉や障害者支援に関わる施設・事業所の求人情報を多数掲載中。介護職、ヘルパー、ケアマネジャー、サービス提供責任者、ドライバーなど職種だけでなく、施設種類での検索や給与検索、土日休み・週休2日制・日勤のみ・夜勤専従・残業なしなど、こだわり条件での求人検索の機能も充実しているので、あなたにぴったりの介護求人が効率よく見つけられます。ブランク可な求人や未経験可の求人、研修制度ありの求人も掲載しているので、初めての転職でも安心!転職・就職・再就職・復職・アルバイト探しに、介護求人ナビをぜひご活用ください。

関連記事