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2022年08月29日

保育士資格を活かして働ける場所は?ブランクからの復職方法もご紹介

保育士資格を活かして働ける場所は?ブランクからの復職方法もご紹介

保育士資格を持っている方が働ける場所は、実は保育所以外にも多くあります。この記事では、保育士資格を活かして働ける13つの就職先について解説します。出産や子育てでブランクがある方向けの復職方法や、プライベートと両立しやすい就職先についてもあわせてご紹介するので、ぜひ転職活動の参考にしてみてください!

目次

1 保育士資格を活かせる就職先
2 子育てと保育士の仕事の両立はむずかしい?
3 ブランクがある保育士におすすめの復職方法
4 ブランクがあっても復職しやすい、自分にぴったりの就職先を見つけよう

保育士資格を活かせる就職先

国家資格のひとつである保育士は、保育所はもちろん、その他保育にかかわるさまざまな現場で活きる資格です。ここでは、保育士資格を活かせる13つの就職先をご紹介します。

保育所

対象

0歳~小学校就学前の子ども

保育所は、保護者が仕事などの事情で保育できない場合に、子どもを一時的に預かる施設です。子どもの身の回りの世話はもちろん、指導の計画や報告書の作成、保護者の対応など、幅広い仕事を行います。細かい仕事内容や勤務時間などは施設によって異なるため、応募する前の確認が必要です。

認定こども園

対象

0歳~小学校就学前の子ども

認定こども園は、幼稚園と保育所の両方の機能を持つ、教育・保育を一体的に行う施設です。待機児童問題の解消を目的として、2006年から設置が開始されました。
教育・保育方針は園によって異なります。また、認定こども園の種類によっては幼稚園教諭の資格も必要なため、どの園で就労が可能か事前の確認が必要です。

◆幼保連携型

特徴

幼稚園的機能と保育所的機能の両方を併せ持つ施設。
認定こども園として独立して存在する。

必要資格

幼稚園教諭・保育士

◆幼稚園型

特徴

既存の幼稚園が保育所としての機能を追加し、認定こども園になった施設。幼稚園教育要領に基づく教育を行う。

必要資格

満3歳以上:幼稚園教諭・保育士(併有が望ましい)
満3歳未満:保育士

◆保育所型

特徴

既存の保育所が幼稚園としての機能を追加することで認定こども園になった施設。保育所保育指針に基づく保育を行う。

必要資格

満3歳以上:幼稚園教諭・保育士(併有が望ましい)
満3歳未満:保育士

◆地方裁量型

特徴

幼稚園・保育所どちらの認可も持たない教育・保育施設が、必要な機能を果たすことで認定こども園になった施設。

必要資格

満3歳以上:幼稚園教諭・保育士(併有が望ましい)
満3歳未満:保育士

小規模保育所

対象

0歳~2歳の子ども

小規模保育所は、2015年に施行の「子ども・子育て支援新制度」により認可された、定員6~19人の少人数制の認可保育施設です。
保育内容は一般的な保育所と同様ですが、2歳までの乳児保育のみが対象である点が特徴で、3歳を超えた子どもは連携施設へと引き継がれます。一般的な保育所に比べ、子どもに対する職員数が多いため、よりていねいでアットホームな保育を行えます。

企業内保育所

対象

0歳~小学校就学前の子ども

企業内保育所は、企業のオフィス内やオフィス近隣に設置された、従業員の子どもを保育するための保育所です。
保育内容は一般的な保育所と同様ですが、保育時間は企業の営業時間・営業日と同じになる点が特徴です。例えば、24時間稼働している工場や病院などでは保育士にも夜間のシフトがあり、土日も営業している企業であれば保育士も土日の出勤シフトがあります。

院内保育所

対象

0歳~小学校就学前の子ども

院内保育所は、病院やその敷地内に併設された、病院職員の子どもを保育するための保育所です。医療従事者は勤務時間が不規則になりやすいため、その育児支援を目的として設置されています。
対象となる子どもが少ないという特性上、小規模の保育所が多く、幅広い年代の子どもを同じ空間で保育する「異年齢保育」を行う施設が多いです。また、24時間・365日体制の保育所が多く、夜勤やシフト制の変則勤務があります

病児保育室

対象

0歳~小学校就学前の子ども

病児保育室は、風邪や発熱などの体調不良が理由で、保育所に登園できない子どもを保育するための施設です。病児を預かるため、医師や看護師とともに働くことになりますが、保育士が医療行為を行うことは基本的にありません。しかし子どもの病状を把握し、緊急時には適切な介助などを行う必要があります
病児保育には、以下の3つの事業類型があります。

◆病児対応型・病後児対応型
病児や病後児に対し、病院・保育所に付設された専用スペースなどで一時的な保育を行う。

◆体調不良児対応型
体調不良で登園できない園児を一時的に預かるほか、地域の子育て家庭・妊婦などへの相談支援を行う。

◆非施設型(訪問型)
地域の病児・病後児の自宅を訪問し、一時的な保育を行う。

託児所

対象

施設によって異なる

託児所とは一般的に認可外の保育施設を指します。主に一時預かりなどの短時間保育を行うところが多いですが、明確な定義がないため、子どもの年齢・保育時間などは施設によって異なります
また、託児所では保育士資格なしでも働けるため、資格を持たない職員がいる点も特徴です。

児童福祉施設

対象

施設によって異なる

児童福祉施設には乳児院や障害児入所施設、児童養護施設など14種類あり、施設によって保育する子どもの年齢や特徴、仕事内容は異なります。さまざまな事情により保護者による保育を受けることが難しい子どもに対し、発達に応じた支援を提供します

居宅訪問型保育

対象

3歳未満の子ども

居宅訪問型保育とは地域型保育事業のひとつで、保育士が自宅を訪問して保育を行うサービスのことを指します。保育内容は一般的な保育施設と同様ですが、子ども1人に対し保育士が1人の、マンツーマン型になる点が特徴的です。基本的には保護者が不在の日時のみ利用でき、保護者が帰宅したら保育終了となります。

保育ママ(家庭福祉員)

対象

原則として3歳未満の子ども

保育ママ(家庭的保育者)とは、自治体の認定を受け、自宅で子どもを預かり保育する仕事です。保育士資格を持ち、さらに自治体が定める基礎研修を修了すると、保育ママとして働けるようになります。また保育士だけでなく、幼稚園教諭や看護師の有資格者も認定研修を受けることで就業可能になります。
基本的な保育時間は8時間で、1人で最大3人の子どもを保育することができます。
保育所とは違い、施設で勤務するのではなく、個人事業主として自宅で子どもを預かるので、自分の子育て経験を活かすこともできます。

ベビーシッター

対象

0歳~12歳程度の子ども

ベビーシッターは、依頼された時間・場所において1~3人の子どもを保育する仕事です。依頼主の希望に応じて柔軟に対応するため、仕事内容や勤務時間は依頼ごとに異なります。
就業方法は、ベビーシッター会社に所属する、個人事業主(フリーランス)として働くなど、多様です。
ベビーシッターとして働くために特別な資格は必要ありませんが、保育士経験者や子育て経験のある人が多いでしょう。

学童保育クラブ

対象

小学生(※低学年が多い傾向)

学童保育クラブは小学校の敷地内や近隣に設置されている、児童の保育を目的とした保育所です。自治体が運営する公立のものと、民間企業やNPO法人が運営する私立のものがあります。
公立と私立とで仕事内容は異なりますが、基本的には子どもと一緒に遊ぶ、学習の場を提供する、おやつの提供を行う、保護者への連絡を行うなどが主な業務です。

放課後等デイサービス

対象

6歳~18歳の子ども

放課後等デイサービスは、障害のある児童・生徒が放課後や長期休暇中に利用する通所施設です。子ども一人ひとりの個別支援計画に沿って、自立支援や生活・学習の指導を行います。どんな支援・指導に重点を置いているかは施設の方針によってさまざまです。
また、子どもの自宅と施設間の送迎業務を任される場合もあります。

≫放課後等デイサービスの仕事内容や必要資格について詳しくはこちら≪

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子育てと保育士の仕事の両立はむずかしい?

保育士資格を活かして復職したいと考えている方の中には、子育てと保育士の仕事の両立が可能なのか、不安を感じている方もいるでしょう。実際、「妊娠・出産」を理由に保育士を離職する人は多い傾向にあります。
しかし東京都福祉保健局の「令和4年度東京都保育士実態調査報告書」によると、女性保育士17,153名のうち、半数以上に当たる10,148名に子どもがおり、子育てと仕事の両立を成功させている保育士も多くいます。復職の際は、プライベートとの両立がしやすい就職先・働き方を考え、選ぶことが大切でしょう。

子育てしながら働きやすい保育士の就職先

規則的な勤務時間で、かつ残業が発生しにくい就職先が、比較的、子育てとの両立がしやすいといえるでしょう。また完全週休2日制、土日祝休みの勤務時間であれば生活リズムも整いやすく、身体的な負担も少ないです。例えば、企業の営業時間内のみ保育する企業内保育所などは残業が発生しにくく、子育てとの両立がしやすい場合が多いでしょう。

 

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ブランクがある保育士におすすめの復職方法

保育士の仕事にブランクがある場合、できる限り心身に余裕を持った状態で復職したいものです。ここでは、復職に不安を感じている方におすすめの復職方法についてご紹介します。

保育士の復職支援研修を受ける

行政や民間企業による復職支援研修は、全国各地で行われています。これは保育士不足の解消を目的としており、潜在保育士の再就職を促すための取り組みです。
研修では講義と実習の両方を実施し、ブランクがある方でも安心して復職に向けた知識を蓄えられる内容となっています。

パート・非常勤で働く

「復職後にいきなりフルタイムで働くのは不安」という方は、短時間勤務から始めるのがおすすめです。体力的な負担が減るため、無理のない範囲での勤務が可能でしょう。地域差はあるものの、保育士の有効求人倍率は全国的に高く、パート・非常勤の求人も多くあります
慣れてきたら、徐々に正社員やフルタイムの仕事を目指すとよいでしょう。

≫パート・アルバイトの保育士の求人はこちら≪

希望の働き方ができる求人を探す

ブランクがある状態から復帰する際は、やはり無理なく希望に沿った働き方をできる職場が働きやすいでしょう。求人情報や面接時の質問などから、残業が少ない職場、休みを取りやすい職場を絞り込んでいきましょう。
また「ブランクがある方の応募歓迎」などと書かれている求人は、先輩保育士にもブランクから復帰して働いている人が多い傾向にあります。前例があると復帰してからの悩みや不安、働き方などの相談もしやすいので、気になる方は絞り込み検索を活用して求人を探しましょう。

≫「ブランク可」の保育士の求人はこちら≪

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ブランクがあっても復職しやすい、自分にぴったりの就職先を見つけよう

保育士としての働き方はとても多様です。保育所以外にもさまざまな保育の現場で活躍できるでしょう。仕事にブランクがある方や、子育てとの両立が不安な方は、勤務形態や施設ごとの特徴を踏まえて、自分の生活スタイルに合う職場を探しましょう。

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著者:介護求人ナビ編集部

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