介護業界で転職を考えている人にとって、採用側が求める人材がどういった傾向なのかは、ぜひ知っておきたいこと。今回は江戸川区にあるデイサービスとショートステイの施設「株式会社みなみ 江戸川ケアセンター」の施設長、照屋浩二さんにお話しを伺いました。
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スタッフの元気で明るい声が印象的「株式会社みなみ 江戸川ケアセンター」
○●○ インフォメーション ○●○
株式会社みなみ 江戸川ケアセンター
居宅介護支援・通所介護・訪問介護・短期入所生活介護
東京都江戸川区南葛西6-2-28
TEL : 03-5676-0373
FAX : 03-5676-0375
http://www.minamicare.co.jp/
熱い話を語り合えるようなパートナーシップが欲しい
介護の仕事は離職率が高いといわれていますが、特に体制が変わったり、部署のトップが入れ替わったりするときに、辞める人が多いそうです。
「新卒は1~2人、中途採用は年間で5人くらい採用していますが、新卒で残るのは、だいたい半分から3割くらいですね。体制が変わって仕組み作りをするなど、大きな動きがあるときには離職率が高くなります。変化に弱いということかもしれませんが、そういう時期は中核を担ってくれる、より良い人材に来てもらうチャンスです。だからこそ前向きで向上心のある人に来てもらいたいですね」
そうしたなか、照屋さんご自身としては、どういう人と仕事をしたいと思っているのでしょうか。
「いっしょにやっていく上で、ただ仕事をするだけではなく、熱い話を語り合えるようなパートナーシップが欲しいです。みんなそれぞれ異なる介護観があると思いますが、熱い想いをどうやって伝えていけばいいんだろうと考えている人や、夢を持って何かを達成していこうと思っている人と一緒に仕事をしたいですね」
地域の中で、「あそこに行けば安心」という場所になりたい!!
照屋さんにとっての夢は、葛西を中心とする地域がより住みやすいエリアになっていくこと。そのためにも、みなみ江戸川ケアセンターが、地域包括ケアシステムにしっかりと入っていく力が欲しいとおっしゃっています。
「大きな事業所がこの地域の中心としてありますが、みなみ江戸川ケアセンターのような小さな事業所もいくつかあります。その中で、『なにかあったらみなみ江戸川ケアセンターがあるから行ってみたら』と選ばれる事業所になりたいですね。地域の中で『あそこに行けば安心』という場所になりたいと思います。頼りにされるのが一番うれしいですね」
こうした存在になるべく、地域の事業所との連携を密にするために、地域で連絡会の開催などにも携わっているといいます。
「いろんな問題を解決していくことができる地域の寄り場のような、風通しの良い場になっていけばいいと思っています。地域の事業所の人たちや地域包括支援センターの方にも相談して、勉強会方式の顔合わせを行っています。横のつながりがあることで、介護の連携がもっと取りやすくなる環境づくりをしていきたいですね。もちろん、やる気のあるスタッフには、どんどん参加してもらいたい。僕自身も上司にたくさんの人に会わせてもらって、影響力のある人に会うことで仕事の考え方も変わったので、そういったきっかけづくりをしてあげたいと思っています」
介護の仕事に対する真剣な思いと情熱、地域と介護のかかわりについてなど、今回の照屋さんのお話の中には、面接の際にアピールできるポイントがたくさんあったのではないでしょうか。
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