福祉・介護関連資格の国家試験の合格者が順次発表された。
介護福祉士は、受験者が7万4595人で、6万1747人が合格。合格率は過去2番目の82.8％。
ＥＰＡ（経済連携協定）に基づき、インドネシアとフィリピン、ベトナムから来日した外国人介護福祉士候補者は今回、521人が受験し、このうち228人（前年比526人減）が合格。その合格率は43.8％（同21.6ポイント減）だった。
このうちベトナムは、177人が受験し、153人が合格。合格率は日本人（86.6％）を超える86.8％だった。
インドネシアは、189人が受験し42人が合格（合格率22.2％）、フィリピンは、155人が受験し33人が合格（合格率21.3％）だった。
社会福祉士は、3万4539人が受験し、合格者は初めて2万人を超えて2万50人。合格率も過去最高の58.1％を記録
精神保健福祉士は合格者4911人、合格率70.4％。合格者は過去3番目の多さ、合格率も2年連続70％を超えて過去3番目の高さ。
理学療法士は、合格者1万1282人、合格率89.3％とほぼ前年と変わらず。合格率は前年より1.9ポイント上がった。作業療法士も、合格者4840人、合格率84.4％と前年より上昇。
一方、看護師は合格者5万5557人、合格率87.8％で、いずれも前年より少し低下した。
ＥＰＡに基づく外国人看護師候補者は、294人が受験し、合格者は17人（同58人減）、合格率は5.8％（同16.6ポイント減）と大きく減少した。
国別の合格者は、インドネシアが0人、フィリピンが6人、ベトナムが11人だった。
国家試験の受験者・合格者数・合格率
＜シルバー産業新聞 2024年4月10日号＞
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