面接当日は、身だしなみが大切と言われます。
応募先から面接当日の服装指定がなくても、やはりスーツを着ていくべきでしょうか?
悩みどころの服装について、解説します。
服装指定なしの面接は普段着でいい?
面接の要件に、特に服装について書いていない場合は、常識的な服装で行く、と考えます。
そうすると、
男女ともにスーツを着て行くことが無難です。
「何も書いていない」は、「なんでもいい」「普段着でいい」ということではありません。
面接は、改まった場で、
採用担当者と会い、面談をする公式の場です。
「大事な面談のために来ました。気を引き締めて臨みます」という意思表示のためにも男性ならスーツにネクタイ、女性の場合もジャケットとスカートまたはストレートパンツがよいでしょう。
転職面接に適している服装は?
・スーツ・ジャケットの色はネイビーやグレー
・シャツやブラウスは白、薄いブルー・グレー・ピンク
・ジャケット生地は季節に合わせて
・大きすぎるサイズも小さすぎるサイズもNG
転職面接に適した服装について、色は派手過ぎないネイビー、グレー、そのピンストライプ程度。
シャツやブラウスは白か、ごく薄いブルーやグレー、女性なら薄いピンクぐらいまでと考えます。
30代以降なら、若い世代が着るようないわゆる黒の就活スーツでないほうが大人の身だしなみに見えます。
ネクタイは派手過ぎないものを選びます。
いかにも海外ブランドとわかるようなロゴが並んだものなどは、避けたほうが無難です。
スーツは冬物と春から初秋ものでは、布地の厚さが違います。
夏場なのにウールの分厚いスーツを着るのはNG。
逆に、真冬に麻や綿のジャケットは違和感があります。
また、ピタッとしすぎて前のボタンがきつそうなものや、逆にだぶだぶのものは自分が思っている以上にだらしがなく見えるので注意しましょう。
昔よりだいぶ太った、やせたという人は、サイズに合うものを選び直します。
「服装自由」の面接はスーツじゃなくてもOK?
面接要件について、わざわざ「服装自由」と書いてあるのなら、必ずしもスーツを着て行かなくてもよいでしょう。
介護職で転職の場合、仕事帰りに面接を受ける場合もあります。スーツで出勤する人が少ないことへの配慮ともいえます。
ただし、やはり公式の場ですから、ヨレヨレのTシャツにジーンズなど、
カジュアルすぎる服装は避けます。
きちんとアイロンのかかった襟つきのシャツやポロシャツがよいでしょう。寒い季節はその上にカーディガンを着て前ボタンを閉めます。
また、パンツはチノパンツのようなコットンのタイプでも、プレスをかけてきれいにはくとよいでしょう。
女性はひきずるようなロングスカートや薄手の透けるような素材を避けます。
かといって、膝が出るほどの短いタイトスカートなども、すわったときに脚が露出するので、面接の場では不適切です。
膝丈から膝少し下くらいのスカート丈を心がけます。
「何を着るか」よりも大切なこと
面接のときの服装は、おしゃれである、高価であることよりも、
大事なのは清潔感です。
しまい込んでいたジャケットやスーツを出してきてそのまま着るとシワだらけだったりカビくさかったりする場合があります。襟付きのシャツも、綿素材などだと、シワが気になります。
一度クリーニングに出して
ピシッときれいに整えるとよいでしょう。
高価でパリッとしたシャツやスーツでも、黒のシャツに黒のジャケットは清潔感を感じません。
あるいはコーデュロイのようなカジュアルなジャケットも避けましょう。
女性のブラウスは、襟元が開きすぎていないことがポイントです。
意外と見られる「靴、バッグ、ベルト」
面接官の目が意外にとまるのが、靴。
履き古して変形したような靴は避けます。
きれいに磨き、整えてある靴なら、「きちんとした人」という印象を持ってもらえそうです。
バッグも、使い続けていると変形し、あちこちはがれたりしていることがあります。安いものでもよいので、汚れや傷の少ないバッグを選びましょう。
ベルトも同様で、長く使い続けていると深いシワができていたり、皮がこすれて変色しているものもあります。新しいベルトをしていたほうがきちんとして見えます。
夏場の面接はアレが気になる!
「清潔感」という点では、汗にも気をつけましょう。
夏でも冬でも、あわてて駆けつけると汗がどっと出て、服を濡らし、ニオイが気になります。
少し余裕を持って到着し、トイレなどで汗拭きシートでさっと拭いておくとよいでしょう。
夏場はジャケットを着て歩くと暑いので、腕に持ち、エアコンのついた場所で羽織るようにすると汗ジミができず、汗のニオイも軽減されます。
ヘアスタイルやメイク、爪の長さ、アクセサリーにも注意
採用担当は、応募者の身なりをよくチェックしています。
女性で気になるのは、ヘアスタイルやメイク。
『この身だしなみで介護の仕事に入れるかどうか』という視点で、業務に支障がない髪型やメイクを面接時にも心がけておきましょう。
メイクは濃すぎるのは厳禁です。
特に今はマスクをして面談することが多く、アイメイクが派手だと非常に目立ってしまいます。
適度でナチュラルなメイクのほうが、好感度は高くなります。
ヘアスタイルは髪をおろしてかきあげるようなしぐさはNG。
仕事のときは結ぶことが大事です。利用者を抱き上げたり、介助したりするときに髪がじゃまになります。
利用者と密接に近づいたときに利用者を傷つけるようなプラスチックや金属のとがった髪留めをしているのも、「この人、身体介護できるのかな」と心配になるといいます。
飾りの少ないゴムできちんと留めるのが無難です。
ネイルはたくさんのラメやスパンコールがついていたり、派手な色を塗っていたりするのはNGです。
控えめなピンク1色だけにするなど、清楚な雰囲気が好まれます。
介護の現場では基本的にアクセサリーは厳禁。面接のときにするなら、細いチェーンの首もとのネックレス程度にとどめます。
面接のときには、とにかく
「きちんとしている」「清潔にしている」という印象を持ってもらうことが大切です。
そのために、身だしなみに注意し、採用担当に安心感を持ってもらいましょう。
面接前にこちらもチェック
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