介護の仕事と一言でいっても、事業所や施設のタイプによって、仕事内容は異なります。
いざ働き始めてみて、「こんなはずじゃなかったのに…」と思うことも。
転職は自分の求める仕事内容や条件と、転職先の求めることとが、マッチしていることが重要。
仕事内容や特徴をきちんと知っておきましょう。
ここでは、そんな転職の先輩の失敗談を、介護求人ナビ編集部からのアドバイス付きでご紹介。
せっかくの転職を失敗に終わらせないためにも、ぜひ参考にしてください!
身体介助がキツくて特別養護老人ホームから有料老人ホームに転職したのに…
48歳/女性/さくら
以前働いていた特別養護老人ホームは、要介護度が高い利用者様ばかり。
最近、身体介助ばかりの介護がキツくなって…。
だから、体力的に負担が少ない仕事がしたいと思い、介護付き有料老人ホームに転職しました。
でも思ったより要介護度が高い利用者様が多いんです。
有料老人ホームなら、元気な利用者様が多いと思っていたのに。
これじゃ特養と同じです!
《アドバイス》
特別養護老人ホームは、寝たきりなど常に介護を必要とする人を受け入れている施設。
入居条件が「原則、要介護度3以上の高齢者」のため、重度の利用者がほとんどです。
一方、介護付き有料老人ホームは、要介護度が低い人から高い人までさまざまです。
「介護付き」ではありますが、自立の状態から入居できるホームもあります。
また一方で、高度な医療ケアや看取りにも対応し、要介護度が高い方を積極的に受け入れている施設もあります。
つまり、「介護付き有料老人ホーム」の利用者の要介護度の幅や、サービスの内容は、施設によって異なるのです。
また、たとえ働き始めた時には自立の利用者が多くても、年を重ねるうちに利用者の要介護度が高くなることは避けられません。
介護付き有料老人ホームだから、特別養護老人ホームより仕事の負担が少ないとは一概には言えません。
「比較的元気な利用者のサポートをしたい」と思うなら、転職先の有料老人ホームの「入居条件」「退去要件」を確認しておきましょう。
また、面接などで「利用者の要介護度」や「必要とされる介護スキル」を詳しく聞いておくこともおすすめです。
さらに自分の目でどんな高齢者が入居しているか見学しておけば、転職後のアンマッチを防ぐことができるでしょう。
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