転職を考えるとき、次の仕事はどうしようかと悩む人も多いことでしょう。
これまでの経験を活かして同じ介護の仕事に就こうと考えるのか、まったく違った業種の仕事にチャレンジしようとするのか。どのような転職先を希望するのかは、雇用形態によって違いがあるのでしょうか。
そこで今回は、現在退職を考えている介護業界で働く人に、退職後の予定を尋ねました。正社員・契約社員・パート・派遣社員と雇用形態別に分析した結果をご紹介します。
正社員は「転職しても介護の仕事をしたい」人が多い
※介護求人ナビ調べ アンケートモニター(20歳以上の男女、1030名)に対し、WEB上で調査
介護業界で仕事をしているけれど退職を検討しているという人に、
「退職した場合は、その後どのような仕事に就きたいのか」を尋ねました(複数回答可)。
まずは
正社員・正職員の結果をご紹介します。
最も多い回答は「介護・福祉業界で、今までと同じエリア・サービス・職種・雇用形態」(27.3%)でした。
次いで「介護・福祉業界だが、施設・サービスの形態が今までと違う」(24.1%)、「介護・福祉業界だが、エリアが今までと違う」(23.4%)となっています。
退職しても、次もまた介護・福祉の仕事をしたいと考えている人が多いようです。
正社員の場合、「介護・福祉業界だが、雇用形態が今までと違う」という回答が他の雇用形態よりも少なくなっています。
正社員という安定した雇用形態のままで、介護の仕事を続けたいと考える人が多いようです。
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契約社員は「介護の仕事以外」も視野に入れている
契約社員・准社員を見てみましょう。
回答は正社員とは全く違った順位となっており、最多回答は「介護・福祉業界以外で、過去に経験のある仕事」「わからない」(各22.6%)でした。
「介護・福祉業界以外で過去に経験のある仕事」と回答した人が、他の雇用形態より多いのが特徴です。
介護の仕事を一度経験した後、自分の適性などを考えて、介護業界以外で自分の経験を活かせる仕事に就きたいと考える人が多いのかもしれません。
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パートや派遣は退職後の予定が「わからない」
パート・アルバイトではどうでしょうか。
最も多い回答は「わからない」(24.6%)で、約4人に1人が退職後、どのような職種や働き方をしたいのか迷っていることがわかります。
次いで多いのは「介護・福祉業界だが、雇用形態が今までと違う」(20.0%)でした。
パートやアルバイトの経験を活かし、さらにスキルアップや収入アップがめざせる雇用形態で働きたいと考える人も多いのではないでしょうか。
最後に
派遣・紹介予定派遣の結果です。
他の雇用形態と比べ、きわめて「わからない」(42.9%)という回答が多く、おおよそ2人に1人です。
また「介護・福祉業界以外で働きたい」と回答した人は0%で、介護の仕事を続けることに意欲的な人が多いことがうかがえます。
2番目に多かったのは「介護・福祉業界だが、雇用形態が今までと違う」「介護・福祉業界だが、今までより上の役職」「介護・福祉業界で、今までと同じエリア・サービス・職種・雇用形態」(28.6%)で、介護の仕事で派遣とは異なる雇用形態や、もう少し上の役職で働きたいと考えている人も多いこともわかりました。
今回のアンケートでは、すべての雇用形態で「退職した後も介護の仕事を続けたい」という回答が多い結果となりました。
パート・アルバイトや派遣といった不安定な雇用形態の場合は、「わからない」という回答が目立ち、自分の目指す方向性に迷いが生じていることが伺えます。逆に、長く介護の仕事に携わりたいと考えたであろう正社員・正職員には、迷いがあまり感じられません。
転職では、雇用形態、業務内容、その他の細かい条件など、人それぞれに異なるたくさんの条件があるものです。今回のデータなども参考にしながら、後悔しない転職のためにさまざまな可能性や方向性を考えてみてはいかがでしょうか。
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