初めて転職する人も多い20代、家族のために働かなくてはならず、空白期間をできるだけ作りたくない30代~50代、定年退職後に介護に挑戦する人もいる60代以上など、年代によって転職事情は異なるもの。
それぞれの年代によって、転職活動の期間に違いはあるのでしょうか。そこで、今回は「転職活動を始めてから、現在の職場の内定をもらうまで、どれくらいかかりましたか?」というアンケートを、年代別に分析した結果をご紹介します。
転職のスケジュールを考える際に役立ててください。
20代、30代の介護転職では約半数が2週間以内に内定を獲得
※ 介護求人ナビ調べ アンケートモニター(20歳以上の男女、1030名)に対し、WEB上で調査
介護業界の転職経験者を対象に、
「転職活動を始めてから、現在の職場の内定をもらうまで、どれくらいかかったか」を尋ねました。
まずは
20代から見てみましょう。20代で最も多いのは「1~2週間」(25.7%)で、次いで「1週間未満」(22.9%)となりました。約半数は、転職活動を始めてから2週間以内に、現在の職場の内定をもらっているという結果です。
「1~2カ月未満」(19.3%)、「2~4カ月未満」(7.3%)、「4カ月~1年未満」(6.4%)を足した、1カ月以上~1年未満も約3分の1見られますが、1年以上かけてじっくり転職活動をしている人はわずか1.8%でした。
30代は「1週間未満」(30.3%)が最も多い回答となりました。20代と比べると「1週間未満」の割合は7ポイント上昇しており、より転職活動がスピーディになっていることがわかります。空白期間をできるだけ作りたくないことの表れなのかもしれません。
2位は「1~2週間」(18.4%)、3位は「1~2カ月未満」(17.6%)となりました。30代も約半数が、転職活動を始めてから2週間以内に内定をもらっていることがわかりました。
40代の介護業界への転職では「1年以上」という回答が増える
40代を見てみましょう。40代も30代と同じような傾向が見られ、「1週間未満」(29.9%)が最も多い回答となっています。2位の「1~2週間」(17.4%)、3位の「1~2カ月未満」(15.3%)も、ほぼ30代と同率でした。
しかし、40代になると「1年以上」(6.0%)と回答した人が増え、20代の約3倍、30代の約2倍になりました。さまざまな事情により、時間をかけて転職活動をする人が、40代になると増えるのかもしれません。
50代ではどうでしょうか。50代も30~40代と変わらず、1位は「1週間以内」(29.2%)、2位は「1~2週間」(16.3%)、3位は「1~2カ月未満」(15.0%)でした。「1年以上」(6.0%)と回答した人も40代と同率で、若い世代に比べ、長期間かけて転職活動をしている人が多いことがわかります。
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60代以上の転職は短期間派と長期間派に分かれる
60代以上になると、「1週間未満」と回答した人の割合がグンと増え、46.0%とおよそ半数を占めるまでになります。その割合は20代の約2倍で、60代以上はかなりのスピードで内定を獲得していることがわかりました。
また、60代以上は「1年以上」(14.9%)と回答した人が他の世代より多いのも特徴です。20代ではわずか1.8%であったのに対し、60代以上ではその約8倍となっています。
早く転職活動を進めた人と、時間をかけて内定を獲得した人に、二極化しているようです。
今回の調査では、各年代とも「1週間未満」「1~2週間」という回答が多くなっています。
退職してから、次の仕事までの空白期間をあまり作りたくない人や、すぐにでも内定をもらいたい人にとっても、介護業界は魅力的な職場といえるのではないでしょうか。
●職場別のアンケート結果はこちら
→内定までの期間は?~特養、訪問介護、デイサービスなど介護の職場別に質問
●職種別のアンケート結果はこちら
→転職活動の期間は?~介護職員、ケアマネ、サ責など職種別に質問
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