退職を決めたはいいものの、次の仕事に就くまでにどのくらいの期間が必要なのか不安な人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、特別養護老人ホームやグループホーム、デイサービスなどの職場別に、退職後、転職活動を始めてから内定まで「どのくらいの期間がかかったのか」についてアンケートを実施しました。
その結果をご紹介します。
特養は約半数が2週間以内に内定を獲得
※ 介護求人ナビ調べ アンケートモニター(20歳以上の男女、1030名)に対し、WEB上で調査
介護業界の転職経験者に、
「転職活動を始めてから、次の職場の内定をもらうまで、どれくらいかかったか」について尋ねました。
まず最初に、
特別養護老人ホームに勤務している人の場合を見てみましょう。
「1週間未満」(26.1%)が最も多く、次いで「1~2週間」(21.8%)、「3~4週間」(17.6%)、「1~2カ月未満」(16.9%)と続いています。
数日から2週間くらいの間に内定を獲得している人が約半数で、就職活動開始から内定までスピーディに進む人が多いようです。
次に、
介護付き有料老人ホームはどうでしょうか。
最も多い回答は「1週間未満」(19.7%)ですが、特養よりも約7ポイント低くなっています。
「1~2週間」「3~4週間」「1~2カ月未満」はそれぞれ18.3%と同率で、8割近くの人は就職活動を開始してから2カ月以内に内定をもらっていることがわかります。
また「2~4カ月未満」(12.7%)という回答も、他の職場に比べると多いのが特徴。有料老人ホームは、施設ごとにサービスや特色も異なるため、じっくりと検討する人が多いのかもしれません。
グループホーム、デイ、訪問介護の内定は「1週間未満」が3割以上
グループホームに勤務している人で、一番多い回答は「1週間未満」(36.5%)でした。「1~2週間」(17.5%)と合わせると、半数以上が2週間以内に次の職場を決めています。
グループホームの場合、他の職場と比べて、2カ月以上と回答した割合が少なめでした。このことから、比較的短期間で内定を獲得していることがわかります。
デイサービス・デイケアでも同じような傾向が見られました。
最も多いのは「1週間未満」(30.2%)で、「1~2週間」(18.1%)と合わせると、半数近くが内定まで数日から2週間程度という結果になっています。
グループホーム同様に、2カ月以上かかったと回答した人は少なく、全体の2割程度に留まっています。
訪問介護の場合も、他の職場と同様に「1週間未満」が一番多い答えでした。
しかしその回答率は41.1%と非常に高く、2位の「1~2週間」(14.4%)、3位の「1~2カ月未満」(13.5%)よりも、30ポイント近くの差があります。
訪問介護は、時間に制限のある主婦などでも比較的働きやすいパート・アルバイトといった雇用形態が多いので、正職員に比べると決まりやすいのも理由のひとつかもしれません。
今回の調査では「1週間未満」と回答した人がどの職場においても多く、比較的短期間で内定を獲得していることがわかりました。
そのような中で特徴的なのが
人事・経営企画などの管理部門です。
「2~4カ月未満」(22.6%)という長期の回答が多く、この期間では唯一20%を超えています。
「4カ月~1年未満」(19.4%)という回答も多く、企業への転職など一般的な転職期間に近いといえます。
●職種別のアンケート結果はこちら
→転職活動の期間は?~介護職員、ケアマネ、サ責など職種別に質問
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