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2019年06月18日

「試用期間に退職」「本人希望欄」履歴書にどう書く?【転職活動 私の失敗談】 | 介護求人ナビ お役立ち情報

「介護業界は人手不足」といっても、採用担当者の目はシビア。転職活動のちょっとした思い違いやうっかりミスで、入社のチャンスを逃している人も多いのではないでしょうか?
ここでは、「試用期間中に辞めた経歴は職歴に書くべき?」「家族の介護は介護職歴には含まれない?」「本人希望欄に自分の希望を全部書いた」という転職活動の失敗談3つを、介護求人ナビ編集部からのアドバイス付きでご紹介。「あの時こうしていれば…」と後悔しないためにも、ぜひ参考にしてください!


〈事例1〉試用期間中に辞めてしまったことを、履歴書に書かなかったのが不採用の原因?

122歳/女性/あんな

前の職場は雰囲気が合わなくて、試用期間中に辞めてしまいました。その後、別の有料老人ホームに応募したのですが、すぐに辞めた経歴はマイナスになるし、短期間だからいいかなと思い履歴書に書かなかったんです。面接では好感触だったのに、結果は不採用。もしかして、経歴を省略したのがバレたのかな?


《アドバイス》
「すぐ辞めたことを隠したい」という気持ちは分かりますが、すべての職歴を書くことは履歴書の基本的なルールです。正職員・契約職員の職歴は、短期間であっても、すべて記入してください。たとえ試用期間でも、必ず記入しましょう。

パート・アルバイトの場合は省略してもかまいません。しかし、面接などで職歴が書かれていないブランクの期間があれば、その間何をしていたのか、確認されることもあります。正しく説明できるようにパート・アルバイトの職歴も整理しておきましょう。

履歴書に事実と違う職歴を書くことは「経歴詐称」にあたります。今回、不採用だった原因が経歴詐称かどうかは分かりません。しかし、職歴を省略したことが発覚したのなら不採用という結果は当然といえるでしょう。また合格後に発覚した場合は、採用を取り消される場合もあります。

経歴詐称と言っても、ほんの些細な話で1カ所だけなのに…と、書いた本人は思うかもしれません。しかし事業者側からすると、嘘は見逃せない点です。1カ所でも嘘があると、履歴書に書かれた他のすべての項目に対しても、「これも嘘かもしれない」と疑いの目で見ざるをえなくなります。そんな風に疑わざるをえない人、信用できない人を、喜んで採用する事業者はいないでしょう。

介護業界は広いようで狭いもの。たとえ経歴を隠したまま転職できたとしても、入職後に経歴詐称が発覚する可能性もあります。いつバレるかとドキドキしながら働くのは、幸せな転職とは言えません。

転職回数の多さや、短期間での転職がもたらすデメリットより、それを隠すことで事業者からの信頼をなくしてしまうデメリットのほうが、ずっと大きいのです。また、嘘の職歴で採用されたことで、仕事のミスマッチにつながってしまうことも。それは、事業者にとっても、あなたにとってもマイナスの転職になります。ありのままの職歴を、正しく書きましょう。


〈事例2〉家族の介護をした経験は「職歴」にならないと知ってショック!

248歳/女性/みすず

親の介護を経験したことを活かし、訪問介護のヘルパーなりたいと思っています。介護経験をアピールしたいと思い、履歴書の職歴に「専業主婦歴20年/介護歴5年」と書きました。でも面接で「家族の介護は職歴ではないですね」と言われてしまって…。このままだと職歴の欄がスカスカになってしまうのですが…。


《アドバイス》
面接で指摘されたように、家族の介護や主婦の経験は「職歴」にはなりません。しかし家族の介護や主婦の経験は、あなたの強いアピールポイントであることに間違いはありません。

職歴の欄は空白が多くなってしまうかもしれません。しかし、自己PRや志望動機の欄や面接では、あなたの経験をアピールすることができます。

●あなたが家族の介護を通して感じたこと
●家族の介護経験を通して思った理想とする介護
●介護職をめざした理由
●実際にどんな介護を家族に行ってきたか

などを具体的に伝えることができれば、あなたの思いやスキルは十分伝わるはずです。

なお、家族介護の経験はお持ちだと思いますが、「家族の介護」と「プロの介護職の介護」には大きな違いがあります。家族の介護は家族と自分の一対一ですが、プロの介護は他のスタッフとの連携が必要になります。また、利用者の心身の状況や環境も十人十色なので、それぞれの利用者に合わせた対応が必要。介護サービスや事業者によって、ケアの仕方や利用者と向き合うスタンスも異なります。

面接では、自分の経験をアピールすることに加えて、「プロの介護を学ぶ謙虚さがある」ことも伝えられれば、さらに好印象を与えることができるでしょう。

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〈事例3〉履歴書の「本人希望欄」は、自分の希望を全部書くものだと思っていたけど…

325歳/女性/キリコ

履歴書の「本人希望欄」って、私の希望を伝えるスペースですよね?だから「給与は○万円以上を希望」「できるだけ土日が休みのシフトが希望」「自宅から10分以内の勤務地を希望」などなど、全部書いたんです。でも面接で「ウチでは難しいですね」と言われてしまって不採用に。正直に書いちゃダメなの?


《アドバイス》
「本人希望欄」は、その名の通り、本人の希望を書く欄です。しかし、何でも書いていいわけではありません。
一般的に、採用担当者は、履歴書の本人希望欄に記入されている内容は「希望」ではなく、「入社するために必要な条件」ととらえています。「難しい」と言われたのは、すべての条件を満たさないと入社してもらえないと思ったからではないでしょうか。また、あまり細かな条件を書いてしまうと「ワガママな人」という印象を持たれてしまいます。

本人希望欄には、あなたがどうしても譲れない条件だけを記入しましょう。それ以外の「できれば…」程度の希望は、面接などで伝えるようにしてください。
また、希望を伝える際には、あなたのワガママだと思われないよう、その理由を伝えることをおすすめします。

例えば、
●残業が難しい場合…「家族の都合により20時までの勤務を希望します」
●自宅の近くで働きたい場合…「子育てとの両立のため近隣での勤務を希望します」

特に、デリケートな給与の話については、本人希望欄に記入するのではなく、面接で様子を見ながら伝えた方が良いでしょう。
なお、もし、希望欄に書きたい条件がない場合は、空欄のまま提出せずに、「貴社(貴事業所)の規定に従います」と記入しましょう。

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この他にも、転職者の失敗談&アドバイスを、以下のページでご紹介しています!

・今までと違うタイプの事業所へ 【介護業界内の転職】
・転職先の同僚との人間関係に悩み 【職場の人間関係】
・履歴書にネガティブ動機は書いちゃダメ? 【履歴書の書き方に失敗】
・面接は下調べが重要! 【面接の準備で失敗】
・職務経歴書を出さないと不利? 【転職の書類で失敗】
・応募時は入力間違いに要注意! 【転職サイトでの失敗談】

ほかにも多数の失敗談があります。すべて見たい方はこちらをどうぞ。
・こんな職場とは思わなかった!「転職先選び」失敗談 →一覧ページ
・履歴書・職務経歴書・面接・…「転職活動」の失敗談 →一覧ページ


履歴書や面接で必要になる「自分らしい志望動機・自己PR」の言葉。ぜひこちらを参考に!


・「志望動機」 例文集 →一覧ページ
・「自己PR」例文集 →一覧ページ


●○● 介護業界で転職する時の 基本ノウハウ ●○●

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