「介護業界は人手不足」といっても、採用担当者の目はシビア。転職活動のちょっとした思い違いやうっかりミスで、入社のチャンスを逃している人も多いのではないでしょうか?
ここでは、転職活動の失敗談を、介護求人ナビ編集部からのアドバイス付きでご紹介。「あの時こうしていれば…」と後悔しないためにも、ぜひ参考にしてください!
〈事例1〉採用面接の連絡がない!早く就職を決めたいのに、どうすればいいの?

21歳/女性/チカ
ある訪問介護事業所の採用面接を受けたのですが、1週間たっても連絡がないんです。現在無職なので早く就職を決めたいけど、ここが第一志望なので他の事業所に応募するのもちょっと…。ダメならダメで次の志望先を探すのに。貯金も少なくなってきたし、早く働きはじめたいと思っているんだけど。
《アドバイス》
採用の流れは、事業者によってさまざまです。
書類選考をしてから面接という事業者もあれば、書類選考なしで面接を行う事業者もあります。また、1回の面接で合否を決定する場合もあれば、面接を数回行う場合もあります。
さらに面接官も、入職を希望している事業所や施設の責任者が担当するケースや、本部の人事が担当するケースなど、事業者によって違います。
介護業界は人手不足のため採用に熱心な事業者が多く、連絡や対応がスピーディな傾向があります。しかし、採用担当者が忙しい時期や応募者が多い時は、時間がかかってしまう場合もあります。
スムーズに就職活動を進めるためには、最初に採用までの流れを確認しておくことが大切です。何度も面接を行う場合は、日程の調整も必要になってきますので、スケジュールは早めにチェックしておくようにしましょう。
また、面接の時に「いつまでに連絡をもらえるか」を聞いておくことも大切です。もし、予定の期間を過ぎても連絡がない場合は、事業者の手違いがあったのかもしれませんので、あなたの方から連絡をとってみましょう。
面接の結果は、遅くとも1週間くらいで連絡があるのが一般的。しかし、事業者側のなんらかの事情で遅れている可能性もあります。事前に予定を聞いていなかった場合は、10日程度は待った方がいいでしょう。
一般的には、2週間たっても合否の連絡がない場合は、問合せをしても大丈夫と言われています。
就職活動は、意外と時間がかかるものです。スケジュールに余裕をもって取り組むことが大切です。
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〈事例2〉面接で希望条件を細かく言い過ぎるのが、不採用が続く原因なのかな…

35歳/女性/みなえ
子育てが落ち着いたので老人ホームのパートとして働きたいと思い、転職活動をしています。私の希望する条件は、週1・2回の勤務で土日と祝日はNG、時間は14時まで。でも、なかなか採用が決まらなくて、面接を受けることに疲れてきました…。面接で希望条件を細かく伝え過ぎるのがダメなのかな?
《アドバイス》
転職成功のためには「事業者の希望」と「あなたの希望」をマッチングすることがポイント。ですから、あなたの希望条件をしっかり伝えることは大切なことですし、あやふやに伝えて採用されても、後悔する結果になってしまうかもしれません。
しかし、いろいろな事業者に履歴書を送ったり、面接を受けたりするのは大変ですよね。
効率よく転職活動をするためには、応募前に求人情報をしっかり確認し、あなたの希望条件とマッチングしておくことが大切です。
また、履歴書で事前に希望条件を伝えておけば「面接までいったのにダメだった」ということは、グンと少なくなるはずです。WEBで連絡する時も、最初に希望条件を伝えておいた方がいいでしょう。
あなたの希望条件は、一般的なパート勤務よりも勤務できる日数・時間が少ないようですが、今は「時短勤務」を取り入れている施設も増えています。「仕事探しに疲れた…」と諦めず、あなたに合った職場を見つけてください。
もし、事前に希望条件を伝えても面接で不採用になってしまう場合は、別の理由があるのかもしれません。もう一度「面接の基本」を振り返り、対策を考えてみましょう。
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〈事例3〉面接で退職理由を話していたつもりが、職場の悪口に…。本音を言い過ぎた?

30歳/女性/みさこ
介護職として10年の経験があり、今まで5回転職しました。面接で退職の理由について聞かれた時、「給与が安かった」「評価してくれない」「残業が多かった」「人間関係が最悪」など、つい本音が出てしまい、最後はグチになってしまって…。結果は不採用。やっぱり正直に言い過ぎたのが、ダメだったのかな。
《アドバイス》
「退職理由」は、面接でよく聞かれる質問の一つです。
それはどうしてでしょうか?退職理由から、あなたの性格や仕事に対するスタンスが見えてくるからです。
面接官は、
●不平・不満が多い人ではないか?
●他のスタッフとうまくやっていける人か?
●簡単に辞めてしまわないか?
という視点で、あなたを見ています。
ですから、ネガティブな本音や前職の悪口を言うのは絶対にNG。
批判的な言葉は面接官から「入社しても、同じように不満を言うのではないか」と思われてしまいます。
職場への不満から退職した場合でも、「イヤだった」という感情的な理由ではなく、「どうして不満だと思ったのか」を見つめ直し、前向きな言葉に置き換えて伝えましょう。
例えば、「給与が安かった」「評価してくれない」という理由なら、「正当に評価してくれる職場で働きたい」と言い換えることができますし、「人間関係が最悪」という理由なら「他のスタッフと協力しながら、よりよい介護サービスを提供したい」と前向きな言葉に置き換えることができます。
しかし、一番大切なことは、あなた自身が「不満があるから辞める」と思うのではなく、「もっと○○したいから転職する」という前向きな気持ちを持つことです。
面接のために考えた、うわべの言葉では面接官にアピールすることはできません。
退職の理由を「不満」という視点ではなく、「自分がこれからやりたいこと」から伝えてみましょう。
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