「介護業界は人手不足」といっても、採用担当者の目はシビア。 転職活動のちょっとした思い違いやうっかりミスで、入社のチャンスを逃している人も多いのではないでしょうか?
ここでは、転職活動の失敗談を、介護求人ナビ編集部からのアドバイス付きでご紹介。「あの時こうしていれば…」と後悔しないためにも、ぜひ面接対策・準備の参考にしてください!
〈事例1〉緊張で顔がこわばり、ずっと相手をにらみつけてしまった
28歳/男性/オサム
とにかく緊張してしまって…。言葉は震えるし、身体もガチガチ。笑顔で話そうと思っても、顔がひきつってしまいました。面接が終わった後、ガラスにうつった自分の顔を見たら、にらみつけるような怖い表情だったので「あぁ、これはダメだな」と思いました。
《アドバイス》
面接で相手によく思われたい、自分をもっとアピールしたいと思うのは当然です。でも、必要以上に自分をよく見せようとしたことが、緊張につながったのではないでしょうか。よく見せたいと思うよりも、普段通りの自分を出すことを心がけてみましょう。
また、普段から口角をあげてほほえむ練習をしたり、鏡で自分の表情をチェックしてみることもおすすめです。
相手の目を見て話すことは大事ですが、にらみつけてしまっては逆効果です。目を見るのが苦手な人は、相手のネクタイのあたりを見るようにしましょう。
〈事例2〉最初の失敗をひきずって、しどろもどろに…
24歳/女性/ともちゃん
緊張のあまり、面接室で「おかけください」と言われる前に椅子に座ってしまったんです。面接官が驚いたような顔をしたので失敗に気づき、そこから頭が真っ白に。最初の失敗があとをひいてしまい、質問にもうまく答えられず、グダグダの面接になってしまいました。
《アドバイス》
緊張すると思わぬ失敗をしてしまいがちなものです。でも、面接官にすすめられる前に椅子に座ってしまうと「マナーを知らない人だ」と思われてしまいがち。
面接での対応だけでなく、入室から面接まで、面接が終わってから退室までの流れもしっかり確認して、事前に準備しておきましょう。
また、一度深呼吸をしてから入室するなど、緊張感をほぐす工夫をすることもおすすめです。
最初にミスしてしまうと、ついその失敗に目が向いてしまいがちですが、終わったことより、これから行われる面接に集中する気持ちの切り替えも大切です。面接官も人それぞれ。細かいマナーにさほどこだわらない人もいます。小さなミスにとらわれて、本来の自分が出せなくなることのないようにしましょう。一番大事なのはあなたが、その事業者で働きたいという思いを伝え、自分を面接官に理解してもらうこと。
また、あなた自身も、その事業者が自分の考え方や条件に合うかどうかを確認することです。
〈事例3〉緊張しすぎて言葉がうまく出てこない…
33歳/女性/さきこ
いつもはおしゃべりなのですが、面接では全然うまく話せませんでした。面接官からの質問に、すぐに答えようと思えば思うほど、頭の中は大混乱。どもってしまったり、かんでしまったり、質問には関係のないことを言ってしまったり。本当の私はこんなんじゃないのに…。
《アドバイス》
テンポよく答えようとするあまり、緊張してしまったのかもしれませんね。
面接ではテンポのよさよりも、じっくり考えてしっかり答えた方が好印象です。あせらず、ゆっくり話すように心がけましょう。
ただし、質問に対して、黙ってうつむいてしまい、沈黙の時間が続くようなことはよくありません。面接官も、どうしたらいいのかわからず困ってしまうでしょう。
「少し考えを整理していいですか?」「なんと言えばいいかわからないのですが…」、「そうですね…」など、言葉を選びながら話をするようにしましょう。
また、面接官もあなたが緊張していることを知っていますから、どもったり、かんだりしても、そんなに気にする必要はありません。
大切なことは、面接官の質問にキチンと答えることです。話すことだけでなく、面接官の質問の内容をしっかり理解するために「聞く」ことも大事なポイントです。
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