「介護業界は人手不足」といっても、採用担当者の目はシビア。 転職活動のちょっとした思い違いやうっかりミスで、入社のチャンスを逃している人も多いのではないでしょうか?
ここでは、転職活動の失敗談を、介護求人ナビ編集部からのアドバイス付きでご紹介。「あの時こうしていれば…」と後悔しないためにも、ぜひ参考にしてください!
〈事例1〉転職回数が多いことを隠そうと思ったら裏目に…
39歳/男性/せいじ
今まで短期間での転職を何度も繰り返してきました。転職回数が多いのは不利かと思い、履歴書には職歴をいくつか省略して書いたら、面接で話しているうちにバレてしまって…。経歴を偽ったのが原因で、不採用になってしまいました。
転職を繰り返していても、履歴書には正直に書いた方がよかったのでしょうか?
《アドバイス》
転職活動で、職歴や経歴を偽ったり、端折ったりするのは、絶対にNGです。 履歴書にはこれまでの職歴はきちんと記載しましょう。経歴が正しくないことが発覚すれば、採用担当者に「信頼できない人だ」と思われてしまいますし、採用が取消しになってしまうこともあります。
転職が多いと「根気がない」「適応力がない」というマイナスイメージを持たれがちなのは事実ですが、転職理由が前向きなものであったり、さまざまな経験をこれからの業務に活かしたいという熱意が伝われば、逆に自分をアピールすることができます。
〈事例2〉働いていない期間の職務経歴は、どうすればいいの?
33歳/女性/リカコ
1年以上働いていない期間があるので、職務経歴書が書きづらくて…。短期のアルバイトでも職歴として記入した方がいいのでしょうか?それとも何も書かない方がいいのでしょうか?ウソを書くわけにはいかないし、迷ってしまってなかなか職務経歴書が作れません。
《アドバイス》
1年以上、職歴のブランクがある場合、その理由を気にする事業者は多いようです。
ただ空白期間にするのではなく、その理由や何をしていたかを記入した方がいいでしょう。例えば、アルバイトでの経験やそれによって身につけたスキル、資格取得やスキルアップのために勉強したことなどを具体的に書けば、前向きな印象になります。
また、病気療養や出産・育児、家族の介護などがブランクの原因の場合は、ブランクの理由にプラスして、今後の業務には支障がないことを伝えましょう。
〈事例3〉介護職は初めて。関係のない職歴はどこまで必要?
26歳/女性/みっちゃん
介護の資格は持っているけど、介護職として働くのはまったくの初めて。転職前は、事務と接客の仕事をしていたので、介護職とは関係ないんですよね。介護とは関係のない仕事の職歴を書いても意味がないと思うけど、書かないとスカスカになってしまうので、困っています。
《アドバイス》
直接介護に関係のない仕事でも、仕事を通して得たものは、あなたのスキルです。どのような業務をして、何を身につけたかを書くことで、あなたの仕事に対する姿勢をアピールすることができます。
また、事務の仕事なら確実に業務を遂行する確実性やチームワーク、接客の仕事なら対人コミュニケーション能力など、介護職に活かせる力をこれまでの業務から身につけられたことをアピールすると、より効果的でしょう。
それでもスペースがあまってしまうなら、別枠で「自己PR」や「仕事上での工夫」といった項目をたてて、あなたのやる気をアピールすることもおすすめします。
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